2004-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「最強伝説黒沢」(3) 作:福本伸行 isbn:4091870430 過剰に分かり易くしようとすることが、かえって笑いを誘う。地球と黒沢の対比とか。 これまでは、黒沢の駄目っぷりを描いていたのが、遂に「最強伝説」へと突入する3巻。この先、オリジナルの方では、…

No.9「ま」

「苺ましまろ」 作:ばらスィー isbn:4840226237 こちらは、岡田の言うベタとしてでも、森川の言うネタとしてでも読める。 個人的には前者に傾いている。あと、背景の写真。 http://office-saiun.to/nya-ko/#c

「金平劇場」 作:金平守人 isbn:4757717245 「KANEHIRA-DEATH」 作:金平守人 isbn:4757718063 どちらも似た傾向だし。一纏めに。 本当に「やりたいことは分かるんだけど」ものすごく詰まらない。 それでも読んでしまうのは、森川嘉一郎がこの前サイゾーで…

「ササメケ」(5) 作:ゴツボ×リュウジ isbn:404713614x こちらは、メリハリが利いていて、ギャグマンガとして面白い。 最後にかなり無茶をやっているが、この先の「ササナキ」にどう繋げたのだろう。

「ササメキ」(00) 作:ゴツボ×リュウジ isbn:4047136158 ゴツボ×リュウジというペンネームから、てっきり2人なのだと思っていたら、なんと「2児のお母さん」だったらしい。ちなみに、本当はこうなっている。マンガ家と、そのキャラとしてのセクシャリ…

「毎日かあさん カニ母編」 作:西原理恵子 isbn:462077054x 本屋で最初に目に入ったのが、 「家庭円満マンガを描いていたら、 連載中に離婚してしまいました(笑)」 (本人談) という帯で、相変わらずの体を張ったギャグである。 P18の「言わして」に絵…

「凹村戦争」 作:西島大介 isbn:4152085568 193ページ+表紙で西島大介の絵が見られるというだけで、1300円の価値はあります。 引用は殆ど元ネタを知らない。「都市と星」とか「宇宙戦争」なら分かるのだが。あと「逃げろや逃げろ」とか。英題の"THE UNIVERS…

「ローズメリーホテル 空室あり」(1)-(4) 作:西炯子 isbn:4091722016 isbn:4091722024 isbn:4091722032 isbn:4091722040 なんだかとても「天才ファミリーカンパニー」とかぶる設定である。もちろん味付けは大分違っている。 ただ、個人的には、あちらの方が…

「新現実」第3号 4月に出るらしい。 http://homepage3.nifty.com/sasakibara/

「おおきく振りかぶって」(1) 作:ひぐちアサ isbn:4063143422 なんというか、「野球って本当にいいものですね」って感じの作品。よく調べてあると思うし、掛値なしに面白い。 ストレート談義に関して言うと、三橋の「まっすぐ」は、他のピッチャーと比べ…

「ジャイアント」(6) 作:山田芳裕 isbn:4063289435 野球の動きを毎回ケレン味たっぷりに見せてくれる良作である。 とは言え6巻の一番の見所は、「ホームランサイン」だったかも。

No.8「、」

「イブニング」 2004 4/13 No.8 「さようならが近いので」 作:幸村誠 「プラネテス」が終わって、次は何をするのだろうと思っていたら、流行にちなんで新撰組モノであった。 主人公は沖田総次で、その最期を描いている。 姉、近藤勇、吉田稔麿といったキャ…

「マンガの読み方」 別冊宝島EX 95年に出た、夏目房之介や竹熊健太郎らによるムック。 マンガ評論の為の言葉を作ることを目的としており、形喩、音喩、吹きだし、間白、背景、コマなどマンガの構成要素を個別に取り出して、解説を加えるという形をとっている…

「TARZAN」 3/24 2004 No.415 表紙の「うねり」&「ダブルスピン」に魅かれて買ってみた。 特集の前半は、今まで手塚一志の本に書いてあった、ダブルスピンの動作について、テニスやゴルフについてもあてはめて解説してある。後半では、これまで上達屋に行か…

「波状言論」04号 ようやく積読(というより貯読?)を解消。まだ次があるけど。 「crypto-survival noteZ」 第5回 「ライトノベル」とか「セカイ系」ってそこまで「反発」を買ったのだろうか。ミステリーについてはあまり詳しくないが、たしか今年になって…

「STAYプラス お手々つないで」 作:西炯子 isbn:4091670326 「STAY」の1編である「LETTER」の後日談。 山王みちる(不思議ちゃん)に翻弄される佐藤敦士(男子校生)ということでいいかと思う。みちるの方には、演劇に官能小説、そして浮いた言動と分かり…

「STAY ああ今年の夏も何もなかったわ」 作:西炯子 isbn:4091670318 5人の演劇部員がそれぞれ過ごした夏の経験を描く5編とそのまとめである1編。 どれも王道で、さわやかである。 どうでも良いけど、「LETTER」に出てくる男主人公は鈴木みそに似ている。

「ONE OUTS」(11) 作:甲斐谷忍 isbn:4088765885 初期の頃は、野球のルール内で常識をどう踏み外すかをテーマに頑張っていた作品であった。 最近は、少年マンガの王道と言える、冴えないキャラの覚醒にシフトしてきている。 その過程は極めて「ONE OUTS」的…

「おおきくなりません」 作:白倉由美 isbn:4062113961 私小説であるから、現実との比較をすると結構面白い。「冬の教室」とか「物語の体操」なんかがそのまま「引用」されてるし。メンタル系の薬の名前が良く出てくる裏にはこんな個人的な事情があったのか…

No.5「ど」No.6「ろ」No.7「み」 実は回答不能な時があったり。

「忘却の船に流れは光」 作:田中啓文 isbn:4152085029 著者畢生のSF黙示録 帯より 結構スタンダートなネタである移民船モノを田中風味の味付けと、高校生の時に思いついたというアイディアで纏めている。 個人的には、「マルドゥック」よりも上の順位をつけ…

「黒のもんもん組」 作:猫十字社 isbn:4592883284 「聞いて驚け、見て笑え」の元ネタが出てきて驚いた。他にも、「黒」と「白」の字が格闘するのは、「右」と「左」だと思われるし、イロイロと後世に影響を与えたみたいである。 「少年よ太子を抱け」とかし…

「冒険はセーラー服をぬいでから」 作:森奈津子 isbn:4893661701 女子校の4人が、異世界に往きて帰る物語。 スレイヤーズみたいな楽屋落ち系で、そのギャグは正直つまらない。 あとがきによると、吉屋信子の「花物語」を目指して失敗したということ。 「ア…

「微睡のセフィロト」 作:沖方丁 isbn:419905104x 「マルドゥック・スクランブル」に続いて、沖方2作目。 よく練られたプロットで、力を持つ少女がいて、最後にトラウマが解消され、なんというか非常に王道である。 小さく纏まっているからなのか、「マル…

「立喰師列伝」 作:押井守 isbn:4048735160 連載中のイラストと題字は寺田克也の手によるものであったと記憶するが、単行本では写真になっている。 「月見の銀二」の吉祥寺怪人とはいかなる人物か不明である。おそらくは、他のモデル同様、押井守の知人であ…

「水晶内制度」作:笙野頼子 isbn:4103976047 確か、大塚英志とこの方との論争のお陰で、文学フリマができたわけで、更に「タンデムローターの方法論」が作られることになったのである。そういう意味で、非常に感謝している。 で、初めて読んでみた。 内容は…

「のだめカンタービレ」(8) 作:二ノ宮知子 isbn:4063404765 のだめと千秋がそれぞれ海外へ向けて頑張り中。 あっさりとトラウマを思い出して、飛行機に乗れるようになる下りには、どうよと言いたくもあり。 次の巻では、のだめも乗り越えるのだろうか。

アユミブックスにて「自虐の詩」が平積みになっていて、今更感が無くもなし。事前に入荷しとけばいいのに。 立ち読み可になっていたのは、マンガ夜話でも言われていた通り、ジャケ買いの可能性が低いからだろう。追記:単に再販されたのが入っただけなのかも…