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「凹村戦争」 作:西島大介 isbn:4152085568
193ページ+表紙で西島大介の絵が見られるというだけで、1300円の価値はあります。
引用は殆ど元ネタを知らない。「都市と星」とか「宇宙戦争」なら分かるのだが。あと「逃げろや逃げろ」とか。英題の"THE UNIVERSAL"は普遍的という意味だから、内容とかけたのかと思っていたら、それも引用だった様である。まさに「メタ」と「ネタ」ですな。
いい悪いは別として、この作品は、「現実」や「作品」から読み取られた「物語」を「作品」に還元したモノだと思う。
凹伴の最後のセリフが「カラオケとかSEXとかさ」となっているあたりにそんなことを感じた。その先は、波状言論の「社会学の現在、宮台真司の現在」の後編で語られていたことになるのだろうか。
未だ指摘されていないっぽい誤植。目次のあとがきは、214→216。
あと、ハヤカワのJコレページが更新されないのは、何故ですか。