2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧
シリーズすべて読了。個人的には、帷子辻が一番怖かった。 最後に百物語を終えたことで、百介は又市のいる、文字通り彼岸へと渡ることができた様である。 由良家まで出てきて、ファンにはうれしい所。
この全く萌えないというか、ありていに言うと汚い絵とあいまったストーリーが良い。リアルとアンリアルの重ね方も上手いし。 ノアが作った神埼と現実の神埼はどう違うのか、という命題は、以前にも書いた事があるけれど、グレッグ・イーガンの問題意識と共通…
isbnコードを入れても、アマゾンに入荷されていないからなのか、登録されていない。「ムーン・ロスト」とは違ってそれなりに売れている作品だとは思うのだが。 この巻では、砂と水のホムンクルスの描写が秀逸。単に精神分析な話の進め方に対しては、この先の…
メウが魔女から管理人になったのは、アルのお陰というような落としどころか。
人形トリックのタネが気に掛かる。 この作品の面白さというのは、乱歩的なギミックもさることながら、淡々とした、それでいてぎすぎすしている人間模様にあると思う。
話はまだまだ、まだまだ続きそう。
未完の小説原稿と、主人公が出会う。そして、主人公が原稿に憑かれたことで、物語の続きが原稿に表れてくる。 作中での現実の層、小説に出てくる架空亭の層、そして小説の作者の想いの層などが重なって、綺麗にメタフィクションしている。ある意味それだけで…
いくら何でも、静の声を出すコンピューターの外見は古くはないか。
「マダラ」に関しては全く知らないので、必然的に、単なる「教養小説」として読むことになる。すると、大塚英志の評論そのまんまな小説だなあ、という感想しか出てこない。
3篇入っていて、1篇は書き下ろし。 「ジョジョ」や、「ハンター×ハンター」なんかに通じるバトルもの。与えられた条件から、パズルを解く様に敵を倒すあたりが「新本格」? 個人的には、頭の中で思考が延々と続くより、戯言を人と交わしている方が好きかも…
らい病の原因は、抗酸菌であって、ウイルスでは無い筈ですが・・・。そんなに感染性がある訳でもないし。←結構作品の根幹に関わります。 http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Himawari/8952/hansen/tyukousei.html 結晶の森の描写などは、それなりに面白い…
この2冊では、富士鷹ジュビロのキャラが非常に良い。わざわざ藤田タッチになっているし。11巻のp37とか、12巻のp183とか笑えます。
確か、「壁ぎわ税務官」にも同人誌が出てくる話があって、それなりにトピックなのだろうか。「げんしけん」でもあったし。 「みみかき」には萌えられませんでしたが・・・ 第十六話に触発されて描かれた森薫の絵。
ホント生きた化石の如き「本格SF」である。(誉め言葉) ところで、ストーリー協力の西山貴伸って何をやっている人なのだろう。ググっても出てこなかった。 月の土地について 「3万3千平米」という藤子・F・不二雄の75年の作品(「ミノタウロスの皿: 藤子…
10巻を超えて、ついにあとがきが無くなってしまった。他に読むところないやん、というツッコミはさておき。 MAYAについての伏線の回収があったりするわけだが、この先どうする気なのだろうか。下手をすると、打ち切られない限り作者が死ぬまで続きそうな勢…
同じくモーニングに連載している、「N'sあおい」と比べてみると、マンガとしての面白さはこちらの方が上だと感じる。純粋な情報伝達だけでなくて、#83みたいな、うだうだがあるからかしらん。
時代が進んで、ある意味現状にそぐわなくなって来ている。何のことかというと、携帯の話。
久方ぶりの休みで、シェルコムに日本代表ソフトボールチームの試合を見に行く。 試合開始1時間ほど前に到着。外野席は既にそれなりに埋まっていた。ざっと見渡したところ、客のかなりの部分を中学生のソフトボール部員が占めていた。 着いた時にイタリア選…
オーソドックスな、ほんわかする系のファンタジー短編集。だとばかり思っていたら、最後に結構びっくりする作品が入っていた。 中年の妻子がいるサラリーマン。家族仲は冷え切っており、彼にとって家は「要塞」である。そんな主人公が一つの願いを叶えてもら…
昭和54年発行なわけで、コマ割りなど古い所も当然あるが、純粋に笑える。 初出の所を読んでいて気づいたのだが、「不条理日記」が単行本に初めて収録されたのがこの本であるみたいだ。
「学園ノイズ」と同じくやりたいことは分かるのだけど、と言った所。イマイチ引っかかる所が無かった。 でもこの絵は好きです。
たまにヤフオクに出ることもある絶版の作品集を、3冊合わせて復刻。 非常にしょうもない。落とさなくて良かった。
薔薇十字探偵団大活躍! 一番京極堂シリーズらしかったのは「五徳猫」で、招き猫の由来に関する謎解きには、膝を打つことしきり。 榎木津のいいひとっぷりが見られるので、ファンにはうれしいのかもしれない。ちなみに仙台四郎はこんな人。つうかキーワード…
ラッカーらしい下品で、でたらめで、素敵な作品である。 ブルーチーズ好きの人にオススメ? 「ふわりん」、「ぱっちりむっちり」、「ナミナミ」など意味不明の訳語が頻出するけれど、多分原著を読んでも余計に訳が分からないのだろう。 ただ、「あのラリくそ…
最終話の 母というものは 要するに 一人の不完全な 女の事なんだ という科白に過剰に反応してみたり。マンガとして見ると、第4話の主体の変わりかたが面白かった。
ワームホールを用いた過去へのタイムスリップ話。小ネタも豊富。今日の五十嵐のピッチングばりに、ど真ん中直球のハードSFである。 タイトルの意味が分かった時にはドーパミンが多量に分泌されること受け合い。
部屋のノブの話とか、子供の頃を思い出させてくれて、おそらく小学生が読んでもリアルに面白がれるのではなかろうか。 あと、唐突に消えてしまう南空ナオミは再登場するのか?捨てキャラにするには惜しいと思うのだが。
ついに最後の自転車の鍵*1を紛失。しょうがないので、ばらしてみた。 ラジオペンチで下の方から剥がしていくと、ものの5分で外せてしまった。 自転車は鍵をかけていても簡単に盗まれてしまうみたいである。むしろ、危ない所に停めない方が良い、ということ…
大人しか発症しないが、発病したら致死率100%のウイルスによるバイオハザードが起ったら世の中どうなるでしょう、というお話。 自衛隊やアメリカ軍はウイルスを外部に出さない為に、主人公たちの住む町を封鎖する。その設定は、「15少年漂流記」あたりから…