2004-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「comic新現実―大塚英志プロデュース (Vol.1) (単行本コミックス)」

大塚vs安彦対談がすごいことになっている。 個人的には、安彦作品ってアニメも含めて殆んど見た事が無い。私が程々に知っている「政治」が元をただせば大概、大塚経由だということは言える訳で、そういう人もいる、という話。そういう意味で大塚の方法論に…

「π 6 (ビッグコミックス)」 古屋兎丸

お約束のカバー裏は、使いまわしでちょっとがっかり。 帯にこれが紹介されていた。個人的には「ショートカッツ」はあの絵だから面白い、と思うのだが・・・。実写にされてもなあ、というのが無料版を見ての感想。

「多重人格探偵サイコ (10) (角川コミックス・エース)」 田島昭宇 大塚英志 

いきなり「輝夜姫 (1) (花とゆめCOMICS)」の世界へ。 結局、井園磨知でなくて若女がでてきて、すべてを終わらせるのだろうか。 主人公が死んでしまった以上、何をもってエンディングとするか、という推測は難しい所である。 そして誰もいなくなるのかしらん…

「眼鏡のお年頃 1 (まんがタイムきららコミックス)」 むっく

タイトルがすべてを表してまして・・・。┏◎-◎ +_+┏) 特に色物というわけでなく、フツーに笑えた。 日本眼鏡漫画委員会って本部は鯖江市でしょうか?

「童貞 (講談社文庫)」 酒見賢一

女上位の社会に生まれた、夏の姒の禹が母殺しという通過儀礼を経て、男上位の社会を作ろうとする話。キャラは歴史に則っている。 結局の所、強がってはみても、妻にした塗山の娘に負けている辺りがこの中篇を意味のあるものにしているのではなかろうか。

「左巻キ式ラストリゾート―ぷにふごEX (パンプキンノベルズ)」 海猫沢めろん

NO!NO FUTURE! 一時期各所で?話題になっていた。ユリイカの西尾維新特集号にも載っていたし。 犯人の一人称は舞城っぽい。といったことは置いておいて、この作品、ものすごくフォント・イラストに凝っている。思うに、イラストーリーなるものが存在するとし…

「いばらの王 (4) (Beam comix)」 岩原裕二

丸いメガネがかぁいいよぅ・・・☆・・・お持ち帰り・・・。 ってな感じで。 シズクがモンスターを生み出した素体だった、というのは間違いなさそう。 カスミはメドゥーサをシズクの形で分離できるから、助かるのではなかろうか。

「彼女の想いで…大友克洋短編集(1) (KCデラックス ヤングマガジン)」 大友克洋

「スチームボーイ」を作らずに、その時間をマンガに割いていたら、どれだけの作品を作っただろう。こちらの方が、はるかに読んでて楽しい時間を過ごせるのだが。

「Cotton (POPLARコミックス)」 紺野キタ

思春期真っ只中の理子に、コウモリと非難された大人の奈月が逆ギレする所が一番の見ごたえ。こういう関係性って良いな、と思えるのですよ。

「千夏のうた (2) (ヤングジャンプ・コミックス)」 きたがわ翔

森の静寂は伝わってくる、蝉の声もうるさいと思う。ただし、所々で千夏のうたが聞こえてこない場合がある。これは、アカペラによる音楽マンガの難しい所だと思う。つまり、歌を聴いた人の感情の動きからしか、「聴く」ことができないのである。

「平凡ポンチ 2集 (IKKI COMICS)」 ジョージ朝倉

映画の話はよくわからない。相変わらずハイテンションで、この先どうなるのやら。とりあえず、ミカの態度は演技だけではなかったのですね。

「葉桜の季節に君を想うということ (本格ミステリ・マスターズ)」 歌野晶午

なにか書こうとするとネタバレになるので、以下反転。完全にミスリードされた。まさかホークスが南海ホークスだったとは。確かに「おじいちゃん」はパートナーのことも指す言葉だし。 従来の高齢者観に対するアンチテーゼとして良く出来ていると思う。息子を…

「小さなお茶会 完全版(1)」「小さなお茶会 完全版(2)」「小さなお茶会―完全版 (3)」「小さなお茶会 完全版(4)」 猫十字社

マンガ夜話で紹介されてて、気になっていた作品。大月隆寛があそこで何を言いたかったのか分かるような気がした。 どういうことかというと、私はこの本を古本屋で買ったのだが、3巻に四葉のクローバーが挟まれていた。それに気づいた時に、この作品なら挟ま…

「ブルータワー」 石田衣良

SFと言うよりは、異世界往還モノのファンタジーと言った方がいいと思う。まとめるなら、主人公が意識だけ未来に飛ばされ、そこでナウシカになり、また現在に帰ってくる、という話。 一応は、その「異世界」というか、未来世界では、罹患したら致死率88%のイ…

「野蛮の園 (ジェッツコミックス)」 西川魯介

メガネ×∞。 サングラスとゴーグルをメガネと呼べるなら、本編中にメガネの出てこないのは僅か2ページという徹底ぶり。 更には、トンデモ本大賞やら、水木しげるやら、小ネタも豊富で、結構笑えます。

「押井守・映像機械論[メカフィリア]」 押井守

押井守が自分の映画に出てきたメカについて、イロイロと薀蓄を傾けている。 正直な所、私は基本的に車のメーカーすら知らないメカ音痴である。しかし、それゆえに却ってメカに対する視線にはこういうものもあるのか、と感心させられた。 基本的には、押井の…

はてなプロ野球’04

キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!すばらしい!!!! 個人的には阪神ファンですが、これは応援しますよ。宮城球場なら、自転車で馳せ参じます。 ついでに、宮城野ボールパーク構想も実現させて、リアル「ボールパークへようこそ 1 (ビッグコミックス)」をやっちゃっ…

「風の歌、星の口笛」 村崎友

坂東眞砂子が選評で言っていることにつきます。ミステリーというか、小説として読んだ時にwhy done it?の部分がありえません。 他の選者も言っている様に、SFとして読んでも、なんじゃそりゃな部分が多いし。*1 トリックについてですが、笑わせて貰いました…

快適な眠り

グリシンでよく眠れます。 そのうち流行りそう。食品でとるなら、寝る前に納豆を200g、つまりは4パック食べればいいのね。(w

「審判の日」 山本弘

SFマガジン掲載作もあるのに、何故かまたしても角川で出た短編集。 「闇が落ちる前に、もう一度」 自身のサイトで「フェッセンデンの宇宙」の復刊活動をしていたりするあたりからも、ホントにこのネタが大好きなのだな、と伝わってくる。 「屋上にいるもの」…

「のだめカンタービレ(10) (KC KISS)」 二ノ宮知子

この巻の見所は、なんといっても千秋の指揮コンクール、ではなくてアニメ・フェスティバルの方であって、一体何が行われていたのか気になる所。 プチプチ(R)をつぶすかの様に出てくる成長は、千秋が「音楽性より人間性」って所を痛感させられること。この…

「幻月楼奇譚 (1) (キャラコミックス)」 今市子

4話完結の「昭和浪漫お座敷事件簿」。 一年ごとの作品らしく、それぞれの話の作られ方が違っている。当初、歌舞伎をモチーフにしていたのが、3・4話では出てこないし、「あやかし」も、1話は妖怪、2話は、幽霊、3話には出てこず、4話は黒い塊、と変遷…

「シガテラ(3) (ヤンマガKCスペシャル)」 古谷実

「ヒミズ」の時みたく絶望があるわけでなく、なんだか本当に淡々と話が進んでいく。特に心地よくも無い。 本当にたいして中毒性のない作品である。(この手のコメントを惹起し易い、という点で優れた作品だとは思う。)

 BSアニメ夜話

「カードキャプターさくら」 最初に岡田が、どす黒い面と明るい面、と言っていた。女性陣が明るい面担当、「生きる動物化するポストモダン」佐藤心がどす黒い面担当、他2人は中立というようなことになるのかな、と見ていた。 そしたら案の定、岡田自身は「…

「リトル・フォレスト(1) (ワイドKC)」 五十嵐大介

「茄子」の2番煎じなのかなぁ、と思いきや、それ以上に過激な「田舎生活マンガ」であった。 ネガティブな面が殆ど出てこないけれど、それは主眼ではない。なんと言っても良いところは、出てくる食べ物がすべて美味そうに見えることだろう。 青菜炒めなんて…

 BSアニメ夜話

「あしたのジョー」の回。 これまでに比べて、トークが滑らかに進むので、見てて面白かった。 北久保弘之が2回目にして、しっかり絡んでいたし。是非とも「下手」と言わない、いしかわじゅんになって欲しいもの。

 BSアニメ夜話

取り敢えず、2回見た感想。 マンガ夜話に比べると、まだまだ初々しさがある、というかこなれていない印象です。蓄積って大事だなあ。 ただ、最終日が非常に楽しみです。一体どういう方向へと語りが向かうのだろう、という点で。 マンガ夜話では余り「萌え」…

「DEATH NOTE (3) (ジャンプ・コミックス)」 小畑健 大場つぐみ

マンガ・原作共に面白い。 夜神局長の髪が白くなる描写なんか上手いです。 表紙のマット仕様カバーというものが何なのか、よく分からないけれど、確かに手触りが良くて読みやすい。値段が変わらないのなら、もっと取り入れて欲しいものです。

「金平守人のかいつまんでななめからバッサリ」 金平守人

アンソロジーって読んだことはないのですが、元ネタを知らんと意味不明なギャグが多いし、素でやっている分はいつもの様に滑っています。 しかし、何故買ってしまったのだろう。

「強救戦艦メデューシン〈上〉 (ソノラマ文庫)」「強救戦艦メデューシン〈下〉 (ソノラマ文庫)」 小川一水

内容は、医療、アクション、政治の3題噺。更に、きちんと主人公たちの成長も描いていて、話としてはよく出来ている、と思いました。 ただ、あとがきにある通りに、下巻は詰め込み過ぎの感があって、せめて上巻と下巻が同じ厚さになっていれば、駆け足なのは…