「強救戦艦メデューシン〈上〉 (ソノラマ文庫)」「強救戦艦メデューシン〈下〉 (ソノラマ文庫)」 小川一水

内容は、医療、アクション、政治の3題噺。更に、きちんと主人公たちの成長も描いていて、話としてはよく出来ている、と思いました。
ただ、あとがきにある通りに、下巻は詰め込み過ぎの感があって、せめて上巻と下巻が同じ厚さになっていれば、駆け足なのは解消できただろうに。少し残念です。
このあたりから小川一水は化けたのかな、といえる作品ですね。

ブラックジャックにもあったSFアイディアが出てきたり、意識レベルがJCSだったりする辺りは、にやりとさせてもらいました。