2003-01-01から1年間の記事一覧

「ハチミツとクローバー」(1)−(5)作:羽海野チカ 集英社QUEEN'S COMICS 楳図かずおに松本零士、さらには池上遼一と不思議な空間の広がるマンガ。 ギャグの部分と少女マンガの部分の温度差がいい味である。

「宇宙賃貸サルガッ荘」(1)(2)作:TAGRO エニックスGFC ファウストの最後に載っていたのや、「きみと僕の壊れた世界」のイラストとかをやっていた人という程度の知識で読んだ。 内容は、王道の下宿もの+SF。普通にオモロイ作品であった。 吾妻的な先の太い絵…

「巷説百物語」作:京極夏彦 角川書店 アニメ版とは、大分違う印象。 あちらは、絵で怖がらせて、こちらは人の業の恐ろしさをといった感じ。 帷子辻は、戸川純テイストで背筋におぞ気が走った。 表紙の裏には、表紙に出来ない絵が。

「黒娘 アウトサイダーフィメール」作:牧野修 講談社ノベルズ 乾いたスプラッタ内田春菊風味みたいな。 そういえば、イラストを古屋兎丸が描いているのであるが、表紙を見たときには全く気づかなかった。

http://www.appliedbiosystems.co.jp/website/SilverStream/Pages/pg33A1.html?NTNEWSCONTENTSCD=78550 無作為に人を選ぶよりも、無作為に選んだ人の知人の方がハブであり易いということ。 言われてみると成る程なあと感じることである。 はてなダイアリーに…

「オレンジ」の次週最終回がショックです。 サポーターを正面から描いた数少ない作品であったのに。

今週のモーニングによると、次の号の話で、「プラネテス」の第一部が完結するらしい。 第二部は、太陽系外?それともタナベとの日常?

「20世紀少年」(15) 作:浦沢直樹 小学館 ビッグコミックス 相変わらず上手い。 「アニメ店長」(1) 作:島本和彦 一賽舎 ゼロサムコミックス 島本作品としては、少々毛色が違うように思う。 「吼えろペン」との違いということで考えてみると漫画家とア…

粋が野暮に。 というのは、ネタがベタにということですな。

「本朝妖怪盛衰録 豆腐小僧双六道中ふりだし」作:京極夏彦 講談社 まず、この装丁がいいですな。カバーを外すと紅葉豆腐が出てくるなど素敵でございます。 それに、この語り口。なんとはなしにでも、伝染ってしまうものですな。 また、この豆腐小僧というキ…

猫SFといえば・・・ 「ペロー・ザ・キャット全仕事」 「一人で歩いていったネコ」 「猫の首」 ぐらいしか思いつかない。 そういえば「宇宙船レッド・ドワーフ号」もある意味ネコ。

「UMAハンター馬子 闇に光る目」作:田中啓文 Gakken Wolf NOVELS 馬子シリーズ2作目。 今回は、雪男、グロブスター、チュパカブラ。 雪男の駄洒落がベスト。 比婆山には、そんなものが棲んでいたのか。

「なるたる」12巻 作:鬼頭莫宏 講談社 アフタヌーンKC 最終巻。これまでの伏線を回収しつつ、程々に救いのある救いの無い話。 「破壊」と「創造」の二人の子供達は、新たな世界を生きていくのだろう。 結局、世界との折り合いをつけるとかいうのはどこか…

なんか、ルサンチマンから検索かけて来る人が多い。 自分でググッて吃驚、恐るべし「はてな」。今週は、ヒロインに「好きな人がいるの」とか言われてました。 漫画板のスレによると、かなりの王道らしい。 なんかこのままギャグマンガへと突入していきそうで…

「げんしけん」3巻 作:木尾士目 講談社 アフタヌーンKC これがリアルな日常である。という人が、本当に関東には存在しているのだろうか。(勿論女性要素は除いて) 何故読むのかと問われれば、ネタとしてとしか答えられない作品である。

???

「セロトニン欠乏脳」著:有田秀穂 NHK出版 生活人新書 書店で、見かけて立ち読み。 ぱっと見では、「ゲーム脳の恐怖」の二番煎じで、本が出てるなあという印象。 しかも、NHK出版だぞと。 ざっと目を通しただけなのではあるが、 1.動物実験では、セロ…

「ベルセルク」26巻 作:三浦建太郎 白泉社ジェッツコミックス 最近は、正直少しマンネリぎみかなあという感じであった。 しかし、今回は結構背中をぞくぞくさせて貰って、特に見開きで鷹の団が登場したとこなどは堪らなかった。 あと何十年続くのか分からな…

「川の深さは」作:福井晴敏 講談社文庫 いろいろな読み方を可能とする作品であると思う。 川のイメージが繰り返されるのは、吉田秋生の「川よりも長くゆるやかに」や岡崎京子の「リバーズ・エッジ」からの影響だろう。 この話の中では、「川よりも」寄りの…

下手すると「脱税できるかな」も引っかかってしまうだろうから、バナーを貼っときます。

「できるかなV3」作:西原理恵子 関連インタビューのメモ http://books.yahoo.co.jp/featured/interview/20031217saibara/01.html http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_rev.cgi/3d8fdeb6635e50101596?aid=&bibid=02390816&volno=0000&revid=0000278286…

「第六大陸」作:小川一水 ハヤカワ文庫JA 技術としては、全くの荒唐無稽ではない、要はヘリウム3での核融合発電が可能になるまでの期間に、どう儲けを出していくか、それが月開発の問題なわけだ。 つうか、希望的観測でも日本人による月開発なんてむりだ…

ユヤタンがキーワードになってる!

「鏡姉妹の飛ぶ教室 第11回 終着か終着」 作:佐藤友哉 昼過ぎに更新されたようである。 「本気の本気」で来年は頑張るのかなあとか思いつつ作者近況を読了。 本編では、幼少期に見て結構トラウマになっている「伊勢湾台風物語」を思い出した。 最後は、毎…

「せちやん」作:川端裕人 講談社 「夏のロケット」では、儲けを出しつつ、現実的にロケットを飛ばす方法を書いていたが、今度は、SETIだけに「夏の」の様な展開にはならない、というか成り得ない。 「火の鳥・異形編」の様に、閉ざされた空間での繰り返…

「鏡姉妹の飛ぶ教室」どう考えても、「作者急病」っぽいぞ。 オモロイ映像(約3M) http://multimedia.honda-eu.com/multimedia/video/clips/cars/thecog.zip

別冊文藝春秋2003年1月(249)号 「ぼくのエア」作:滝本竜彦 滝本作品ではおなじみの、安倍吉俊が扉絵。いい感じ。 「超人計画」の二番煎じをやるわけにはいかないだろうから、どう変化をつけていくのだろうか。 当然ながら、主人公が「卒業」をするのが、…

「失はれる物語」作:乙一 角川書店 中身をちゃんと確認せずに買ったら、なんと書き下ろしは、一篇だけで、あとはスニーカーからの再録だった。まあ、装丁と「マリアの指」とあとがきの為に1500円払ったわけだ。 一寸高かったかな。 交通事故が多いとあとが…

ビッグコミックスピリッツ03号 新連載の「ルサンチマン」がなんとも香ばしい感じ。 「黒沢」を10歳程若くして、ギャルゲーに嵌らせるとどうなるかみたいな。 ネタとしては、かなり美味しいところだと思うので、この先の料理の仕方が楽しみである。

「趣都の誕生 萌える都市アキハバラ」著:森川嘉一郎 幻冬舎 建築学の視点から、秋葉原が近年になってどうして「萌え絵」が秋葉原を覆うようになったのかを論考している。 まとめると、 未来の喪失が、秋葉原に集う「オタク」の特徴だ。 そしてその補填の為…

「SF Japan」徳間書店 O野さんが、忙しかったようで、今号はK地さんの編集らしい。 エロティックSF特集と言いつつ、実は森奈津子特集。 別に森奈津子自体は、嫌いというより、好きなのであるが、読み応えが一番あったのは、沼正三の写真入りインタビュー…