2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『(ニコ) 1 (ドラゴンコミックス)』タカハシマコ

ニコというのは、犯罪を起こしそうな子供*1を未然に「船」と呼ばれる施設へ隔離するセーラー服姿のロボットである。そして、「船」では罪を問われない範囲でなら、大抵の希望は叶えられる。 一度だけ「船」の中から脱走した男が出てくることがあるんだけど、…

『コミック☆星新一空への門』

夢破れた宇宙船乗員候補生が、先にドロップアウトしていた友人に救われる『空への門』。 機械に「完全介護」されているテール氏の生活が醸し出す雰囲気がなんともいえない『ゆきとどいた生活』。 アンソロジーなのに、気になった作品は鬼頭莫宏と鈴木志保の…

『香る水 1 (YOUNG YOUコミックス)』『香る水 2 (YOUNG YOUコミックス)』遠野一実

嗅覚異常だとか、色覚異常などを取り上げつつストーリーを作っているのだけど、逆算している所が見えすぎるかも。

『Landreaall 7 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)』おがきちか

これまでに貼ってきた伏線の回収、という意味でアクエリオンと段違いである。 竜退治の頃から、ここまで考えていたとすりゃ凄いよ。 著者近影を笹井一個が描いていて驚いた。

あくえりおん

年末特番で最終話まで見た。 うーん、美術は素晴らしい、音楽はそれ以上に、というレベルの感想しか沸かないなぁ。 結局の所、これまで楽しんで見てきたのは、気づくという反応自体や、気づいた事柄ではなく、気づきに到るしょうもない過程だったのだ、と再…

その後、普通列車に七時間ほど揺られて家にたどり着いた。 更にそこから、自転車を漕いでも進めないような雪の中を、轍を使いつつ車輪を空転させながら部室まで行く、というアホなミッションを遂行したりもした。

購入物

『WORKBOOK79 & Astérisme』 京都大学SF研究会 『波状言論号外』 波状言論 『オタクの迷い道 完全版』『岡田斗司夫のマンガ夜話日記』 岡田斗司夫 『PLANETS 01』 第二次惑星開発委員会 『ヴェネチア・ビエンナーレ おたく:人格=空間=都市 制作手記+図面…

疲れた

こんなことばかり言っている気もするが。 振動の中、肩寄せあって寝るよりも、一畳とはいえ布団のあるありがたさ。

バス待ち

新宿で多少の時間をつぶす必要があったので、紀伊國屋に行ってきた。 ネタ的な所では、お約束の宮台登場とか、客席に桜の二人がいたりとか、『新現実』再びとか、それだけで入場料分はあったかもしれない。 シンポジウムというのは、活字メディアよりも、ネ…

『ヴィンランド・サガ』のアフタ連載一回目を読んで、「単行本のお知らせ」という文字を読んだ瞬間、雑誌を壁に投げつけそうになったが、単に既刊の案内だった。

『ふたつのスピカ 9 (MFコミックス フラッパーシリーズ)』柳沼行

一緒だった仲間たちが、少しずつ方向性を違えて行く第9巻。 ただ、「もうひとつのスピカ」的なあざとさが本編にも侵入してきている気がした。この辺は微妙な綱渡りなんだろうけど。

『すずめすずなり(2) (アフタヌーンKC)』秋山はる

橋本の実家にあるアイテムに『AKIRA』の6巻が入っている、というのはどうでもいいんだけど、荷物が増えるといろいろ困るわな。 多恵子視点の作品なら、それこそ腐るほどありそうだが、修二郎視点であることが独自性である。

『げんしけん(7) (アフタヌーンKC)』木尾士目

気がつけば、ながながと伏線をはってきた笹原と荻上の話がメインになっている。 帯に「笹原と荻上の関係に引き込まれたアナタ! 昔の単行本もお読みください! ソンはさせませよ!!」と紹介されているけれど、基本的に優しい話が続いているげんしけんが、そこま…

『イヴの眠り―YASHA NEXT GENERATION (5) (flowersフラワーコミックス)』吉田秋生

なんか、特に盛り上がりもなく終わってしまった。

七人のマッハ!!!!!!!

「七人の」というからには、前作の七倍の密度があるに違いない、と見に行ったのだけど、イマイチ入りきれなかった。 格闘技を映画にするには、銃というものは避けて通れない。その上手い折衷案が、ガン=カタだったりもするのだろうけど、本作では何の前提も…

『土曜日の実験室―詩と批評とあと何か (Infas books)』西島大介

なんだかんだで、梯子を外した後で残るものを拾おうとしているこの身振りは好きなんだけどなぁ。それこそ、「あと何か」ってことで。

そういえば

友人にすれば絶対に役に立つという三人を挙げるとすれば、医者と弁護士とジャーナリストだ という警句が出てきたのだが、これの元ネタって何なんだろう。

『グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)』神林長平

『戦闘妖精・雪風』は、全く報われない一方通行の三角直線関係の話だった訳であるが、本作はフォスに解説をさせることでそれに幅を持たせつつ、最終的には「複合生命体」とは愛*1だ、と喝破してみることで、零と雪風のハッピーエンドで終わっている。p307やp…

おれと熱い仲になりたいか?-サウナ

今日は雪のお陰で勉強会がポシャり、ようやく読めたこの一冊。

『GUNSLINGER GIRL 6』相田裕

表紙の色調が変わっていて、一瞬分からなかった。そういう意味でも「2期生」なのか。 イタリアの煙草事情

『青い花 1巻 (F×COMICS)』志村貴子

私的には幕府なんかよりも、澁澤龍彦の家があったことで有名な鎌倉であるが、鎌倉に関連した作品・作家というものを調べて見た。 http://www.kcn-net.org/kamakura/tokusyu/bungagu.html http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/bungaku/jousetu.htm この作品…

『萌えの研究』大泉実成

所謂「オタクコンテンツ」というものに全く触れたことのない人向けの「萌え」入門書。 これまでに綾波にしかはまったことのない、43歳妻子持ちの筆者が一年がかりでそれらに触れた経験をルポにしている。 所々、情報に間違いもあったりするけど、やや肯定よ…

『さよなら絶望先生(2) (講談社コミックス)』久米田康治

宇宙の真理が素敵である。最後の最後にアンケートでもきっちりと落としている。

『ヘブン…』鈴木志保

世界の果てのゴミ捨て場には、移行対象領域が棄てられている。にゃんぽぽ、カモミール、チェシャねずみ、誰も彼も超絶にかわいくて魅力的。でも、いずれドアを開けて出て行くことになる。 コマ使いが独特で、スルメを噛むような味わいがあったりもする。三回…

今週の絶望先生に絶望した!

http://www.pixy.cx/~kamosika/1/totukitouka.htm 基本は最終月経から280日で、受精からなら266日である。 11月4日じゃなくて、9月16日だ!

『委員長お手をどうぞ 2 (アクションコミックス)』

昨年は三冊同時発売で、今回は三ヶ月連続発売。 途中のエピソードの暴走っぷりというのは、バリエーションをつけるに当たっていたしかたなかったのかも。 引いて見る視点ということで、「卒業アルバム委員長の窓」がベストエピソードだったりする。「目の欲…

市立科学館

そういえば中に入ったことはなかったな、と肉のささきに行くついでに寄ってきた。 当然ながら日曜の昼下がり、リカちゃん城の再現のような気分を味わいつつ見ていくことになった。展示はどれも割りと新しく、調整中のものは少なかったように思う。 写真は昔…

『医学は科学ではない (ちくま新書)』米山公啓

(臨床)医学は、条件*1を完全に一致させることができないから再現性を持たない、故に厳密な意味での科学ではない、という指摘は全くもってその通り。そこを大数の法則で乗り越えようとしている訳である。 代替医療の効き目がたとえプラシーボ効果だとしても、…

『ウロボロスの波動 (ハヤカワ文庫 JA)』林譲治

ガンダムに関する知識が根本的に欠けているもので、これがニュータイプの話なのだ、という指摘を受けて驚いた。それで思い出すのが福井晴敏なんだけど、他にもガンダムの影響を直接的に受けた作品を書いている作家というのはいるんだろうか? AADDの社会とい…

セカイっていうのは、緑のマットの上のことだって漠然と思っていた。 『牌のこえ』(C)アルプス