2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

経験年数多い医師ほど医療ケアの質は低い?

標準的治療行わず、知識レベルも低下:59文献のレビュー研究で明らかに http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/361885 以て他山の石とすべし、だな。

「Comic 新現実 Vol.3 (単行本コミックス)」 大塚英志

吾妻ひでお特集。アル中で入院していたのか。 インタビューと次回予告を読んだ限り、今後は「夜の魚」系の話と「日記」系の話の二本立てで連載になるんだろうか?新作が読めるだけで嬉しいものである。 「『おたく』とナショナリズム」は森川嘉一郎への大塚…

「虚無への供物 (講談社文庫)」 中井英夫

犯人は読者です(本当)、みたいな。 ミステリファンである作者が、自身の好きなガジェットを大量投入して、ミステリファンの業の深さを描いた作品だ、と思った。 私はミステリに関してはプロパーまでは行かないので、途中の偶然なのか、連続犯なのかという…

「翡翠 HI・SU・I」 湖川みさき

現在はこがわみさき名義で活躍している方の91年の作品集。 ファンタジーが3本とスパイもの2本と動物もの1本を収録。 絵は一昔前のマンガで、特に面白い、と思える所が無かった。

「EDEN(12) (アフタヌーンKC)」 遠藤浩輝

帯にあるプレゼント企画について考えてみると、単行本派と雑誌派の重なり合いを調べたいんだろうか?アンケートでは余り人気がなくとも、単行本が一定数売れている枠とかいうヤツ? ここは作者のAM回帰を記念して、人類は補完されましたエンドで終わったり…

「神戸在住(7) (アフタヌーンKC)」 木村紺

モノトーンの多い表紙は遺影だったのね。 「日和さんとの日々」では、通常よりもアップで主人公の顔を描いて、驚き・哀しみを表現していた。あと、モノローグが黒地に白であることと、冬の風景の重ね合わせとか。とかく、演出が上手いな、と思った話だった。

「Stayラブリー少年 1 (フラワーコミックス)」 西炯子

身も蓋もない男の一人称なのに、少女マンガの文法に乗せてしまうとさわやかである。 佐藤敦士と村上直樹ってある意味、好対照だよなぁ。

http://www.hayakawa-online.co.jp/bookbody.asp?MENUID=04&ORDER_CD=720504 まだ読んでいないけれど、今月は表紙と言い、表紙と言い、非常に楽しみ。(勿論、飛、イーガンetc.とそろった中身もいいんだけど。) ↑とっととスキャンして欲しい。

イーグルスねた

身体の具合も大分ましになったので、駅前に出て、ついでに工事中のフルキャストスタジアムを見てきた。 写りは悪いが、縱に黒っぽく見えているのがあのクリムゾンレッド。 あと一月で本当に完成するんだろうか。雪で結構遅れている、と思う。鹿島の頑張りが…

「夏の滴 (角川ホラー文庫)」 桐生祐狩

仲良し小学生の「国語カルテット」。ある日、一人がいなくなり、残った三人はその行方を探す。そこに「植物占い」や江戸時代の首切り役人なんかが絡んできて…。 占いに関する描写にもう少し薀蓄を加えて、一見本当らしく見えるように演出すれば良かっただろ…

「世界の終わりの魔法使い (九龍COMICS)」 西島大介

結局の所、自分にとっての「世界」を変えてくれる魔法なんて無いんだよ、という話だと思った。無論その後に、エア・ボードに象徴される「何か」が変えてくれるかもしれない、と続くのだが。 「幼年期の終わり」、「ナウシカ」、「エヴァ」、「雲のむこう」、…

楽天ゴールデンイーグルス

ファンクラブ会員向けチケット先行発売が20日にあった。開幕戦は取りたいな、と思い電話と携帯サイト経由で予約を試みるも全く繋がらず諦めた。丁度、泊りがけでスキーに行っていたため、パソコン経由の予約がどうなっていたのか不明。 帰ってきて、同じく会…

「笑わない人魚 (インファナルコミックス)」 今市子

徹夜明けに男5人でぞろぞろと本屋へ行って、まだ入荷されていないのか、と聞いたのは当初の発売予定であった5日の話。 「青髭」がミステリ風味で面白かったかな。

「ハヤテのごとく! 1 (少年サンデーコミックス)」 畑健二郎

いろいろと曰く付きというか、「かってに改蔵」でもネタにされていた作者の第一作。 サブタイから始まるオタネタの連発と、歪なキャラ達がいいんではないでしょうか。 天然で若干ひきこもり気味な女の子がこの作品を支えている ってのはアンケート葉書なんだ…

「サウスポー・キラー」 水原秀策

タイトル通りの野球ミステリー。 Who done it?なのだが、犯人はバレバレで、それ以外の野球描写やハードボイルドな会話が魅力である。冷静沈着に見えて、実は野球に熱い主人公もなんだか萌え。 作中で、野球映画にはフォームの部分でリアリティーがない、と…

「トマソンの罠 (文春コミックス)」 とり・みき

とり・みきが劇画に挑戦してみた短編集。キャラの絵と影の多い背景にかなり違和感がある。 ストーリーは「世にも奇妙な物語」ちっくでなかなか面白い。「渋谷の螺子」が特にショートショートしていて良かった。 最後に「石の声」という「石神伝説」へと繋が…

「グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)」 飛浩隆

2003年のSF大賞を完結していないから、という理由で逃した*1のは伊達ではない面白さ。 ゲストが来なくなった仮想リゾート。1000年もの間、放置されていたAI達は幸せに暮らしていた。そこに<蜘蛛>が襲いかかる。果たして<蜘蛛>の目的は?AI達はどうな…

編集画面が変わっとる

試験もすべて終わり、ようやく春休み。 目標としては、50冊を超える積読本を20冊まで減らしたい。

「世界の中心で、愛をさけぶ」 片山恭一

恋人が白血病で死にました。 ただそれだけ。文章はそれなりに上手いと思うが、それ以上の余剰というか、何かは無かった。 読むに当たって、バイアスがかかっていたのは確実であるのだが。

「オリンポスのポロン (2) (ハヤカワコミック文庫 (JA783))」 吾妻ひでお

「新現実」での特集に合わせたのかは知らないが、久方ぶりの商業出版。書き下ろしもついて、お得である。 ケルベロスの所で、しっかり「第五の首」ネタがあって笑った。 1巻の「ナルキッソスの変身」というエピソードで行われている「顔の美醜について」を…

「オリンポスのポロン (1) (ハヤカワコミック文庫 (JA782))」 吾妻ひでお

「こっこさん」 こうの史代

「動物のお医者さん」に出てくる、ヒヨちゃんのエピソードとはまた違ったレグホンの可笑しさ。しんみりさせる大ゴマの使い方も上手い。 ギャグは非常に下らなくても笑ってしまう。演出力の勝利である。 手製フィギュアの出来が酷すぎるのではないか、という…

「SFが読みたい! 2005年」

どうせランキングが出た所で、全て読んでいる訳ではないのだからコメントしようがない。あくまでこれはブックガイドである。ちなみに既読は、国内篇については9冊、海外篇に到っては1冊だけというヘタレっぷり(勿論分母は20)。 斜め読みした限りでは、…

「鏡姉妹の飛ぶ教室 (講談社ノベルス)」 佐藤友哉

「ああっ、お兄ちゃーん」が懐かしい。 連載の方と比べると、多少文に手を入れているらしいのだが、結末は変わらず。そこまで壊れている訳でもなく、大塚ファンな所も無い。サリンジャーからの引用なんかは比較的どうでもよくて、まぁ、単体で読んで非常に面…

「ネコソギラジカル (上) 十三階段 (講談社ノベルス)」 西尾維新

少年マンガの王道で、戦った敵は仲間になり、「友情」でもって最後(最悪)の敵と戦う。ていうかジョジョ。 当初に比べていーちゃんは随分と丸くなった気がする。今回は人が死なない*1から、よりその印象が強いのかもしれない。 この本の定価は1080円で、ほ…

「腸は考える (岩波新書)」 藤田恒夫

「コラジェン」の人*1。CBTの逃避に積読解消。 消化管ホルモン発見の歴史+プロジェクトX*2である。 ヒドラの研究から、進化の途中でニューロンは腸でできて、上へと増えていって脳になった、ということが解明された下りは知らなかった。 *1:ISBN:4260100475…

「私の優しくない先輩」 日日日

「ちーちゃん」に比べると、主人公のモノローグが厨臭くて、あまり楽しめなかった。わざわざ、世の中に対する異議申し立てを入れなくてもよかろうに。あと、コーヒーもなぁ…。こういうのを客気というのだろうか。 ストーリーも極めて平凡で、ひねりがなかっ…

「DEATH NOTE (5) (ジャンプ・コミックス)」 大場つぐみ 小畑健

原作がガモウひろしだ*1と知って読むと、結構ギャグが含まれているのに目が行く。松田の馬鹿とかいい感じである。 *1:ソースはこれ

「HUNTER X HUNTER21 (ジャンプコミックス)」 富樫義博

雑誌掲載分とは全くの別物になっている。これだけ頑張っているんだから、連載が不定期でもしょうがないのではないかと思う。 わざわざ自主規制というか、薄消しまでしてあったのには笑った。

「マンガで読む「涙」の構造 (生活人新書)」 米澤嘉博

「泣ける」マンガを手塚治虫から始めて、最近の作品まで歴史としてまとめている。 スタイルとしてはタイトルを挙げて、ストーリー紹介、そして筆者によるコメントと続く。コメントには吃驚する様なことが書いてある訳ではないが、挙げられた冊数に脱帽である…