2005-02-10から1日間の記事一覧

「世界の中心で、愛をさけぶ」 片山恭一

恋人が白血病で死にました。 ただそれだけ。文章はそれなりに上手いと思うが、それ以上の余剰というか、何かは無かった。 読むに当たって、バイアスがかかっていたのは確実であるのだが。

「オリンポスのポロン (2) (ハヤカワコミック文庫 (JA783))」 吾妻ひでお

「新現実」での特集に合わせたのかは知らないが、久方ぶりの商業出版。書き下ろしもついて、お得である。 ケルベロスの所で、しっかり「第五の首」ネタがあって笑った。 1巻の「ナルキッソスの変身」というエピソードで行われている「顔の美醜について」を…

「オリンポスのポロン (1) (ハヤカワコミック文庫 (JA782))」 吾妻ひでお

「こっこさん」 こうの史代

「動物のお医者さん」に出てくる、ヒヨちゃんのエピソードとはまた違ったレグホンの可笑しさ。しんみりさせる大ゴマの使い方も上手い。 ギャグは非常に下らなくても笑ってしまう。演出力の勝利である。 手製フィギュアの出来が酷すぎるのではないか、という…

「SFが読みたい! 2005年」

どうせランキングが出た所で、全て読んでいる訳ではないのだからコメントしようがない。あくまでこれはブックガイドである。ちなみに既読は、国内篇については9冊、海外篇に到っては1冊だけというヘタレっぷり(勿論分母は20)。 斜め読みした限りでは、…