「ネコソギラジカル (上) 十三階段 (講談社ノベルス)」 西尾維新

少年マンガの王道で、戦った敵は仲間になり、「友情」でもって最後(最悪)の敵と戦う。ていうかジョジョ
当初に比べていーちゃんは随分と丸くなった気がする。今回は人が死なない*1から、よりその印象が強いのかもしれない。
この本の定価は1080円で、ほぼ同じ頁数の「クビキリサイクル」より100円高い。これは表紙の印刷代だろう。編集作業の遅延ってのは、この細かい絵を忠実に印刷するのにかかった時間ではないのか、とも思うが定かではない。それだけなら、中・下巻の発売が未定なことの理由にはならないし…。
ユリイカでの斎藤環との対談で、「十三階段」では作者本人を反映させたキャラを登場させている、という下りがあった。誰なのだろう?ノイズか萌太なのか、それとも大穴で園樹だったりして。

*1:といいつつ、ちゃっかり人識は殺されている訳だが。