2004-07-31から1日間の記事一覧

「後巷説百物語 (Kwai books)」 京極夏彦

シリーズすべて読了。個人的には、帷子辻が一番怖かった。 最後に百物語を終えたことで、百介は又市のいる、文字通り彼岸へと渡ることができた様である。 由良家まで出てきて、ファンにはうれしい所。

「ルサンチマン 2 (ビッグコミックス)」 花沢健吾

この全く萌えないというか、ありていに言うと汚い絵とあいまったストーリーが良い。リアルとアンリアルの重ね方も上手いし。 ノアが作った神埼と現実の神埼はどう違うのか、という命題は、以前にも書いた事があるけれど、グレッグ・イーガンの問題意識と共通…

「ホムンクルス」(3) isbn:4091870732 山本英夫

isbnコードを入れても、アマゾンに入荷されていないからなのか、登録されていない。「ムーン・ロスト」とは違ってそれなりに売れている作品だとは思うのだが。 この巻では、砂と水のホムンクルスの描写が秀逸。単に精神分析な話の進め方に対しては、この先の…

「宇宙賃貸サルガッ荘 4 (ガンガンファンタジーコミックス)」 TAGRO

メウが魔女から管理人になったのは、アルのお陰というような落としどころか。

「二十面相の娘 3 (MFコミックス)」 小原愼司

人形トリックのタネが気に掛かる。 この作品の面白さというのは、乱歩的なギミックもさることながら、淡々とした、それでいてぎすぎすしている人間模様にあると思う。

「ベルセルク (27) (Jets comics)」 三浦建太郎

話はまだまだ、まだまだ続きそう。