「忘却の船に流れは光」 作:田中啓文 isbn:4152085029

著者畢生のSF黙示録

帯より
結構スタンダートなネタである移民船モノを田中風味の味付けと、高校生の時に思いついたというアイディアで纏めている。
個人的には、「マルドゥック」よりも上の順位をつけたい。
下品という言葉がしっくりくる、素晴らしいグロ描写。
しっかりとサプライズのあるストーリー。
そして、オチで明かされる驚愕の駄洒落!

今まで読んだ田中作品では、間違いなくベストである。

Jコレクションは、これまで読んだ分に関しては、ハズレを一度も引いた事が無い。あとこれでもう少し安ければなあ。