小説

ジョン平とぼくと (GA文庫)作者: 大西科学,銀八出版社/メーカー: ソフトバンク クリエイティブ発売日: 2006/09/13メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 122回この商品を含むブログ (97件) を見る 小川一水の帯と解説目的に読んだ。 魔法が存在する世界。魔法に…

ゲド戦記 1 影との戦い (ソフトカバー版)作者: アーシュラ・K.ル・グウィン,Ursula K. Le Guin,清水真砂子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/04/07メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 46回この商品を含むブログ (136件) を見る 最初…

レインツリーの国作者: 有川浩出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/09/28メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 93回この商品を含むブログ (226件) を見る「一言で言って薄っぺらい。身障者をダシにお涙頂戴を狙う思惑が鼻について怒りさえ覚える。キャラク…

カクレカラクリ?An Automaton in Long Sleep作者: 森博嗣出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2006/08メディア: 単行本 クリック: 19回この商品を含むブログ (180件) を見るこの人の本は初めて読んだ。 主人公たちが訪れた村には、120年前に作られ…

終わる世界、終わらない夏休み ~桜井深優の終末~ (ファミ通文庫)作者: あきさかあさひ,東条さかな出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2006/09/30メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 25回この商品を含むブログ (42件) を見るこの前読んだのの続き。 世…

ロクメンダイス、 (富士見ミステリー文庫)作者: 中村九郎,dow出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2005/06/10メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 128回この商品を含むブログ (85件) を見る 奇書あつかいされていたライトノベル。ラ板の地雷賞も受賞している。…

”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)作者: 野村美月,竹岡美穂出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2006/08/30メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 75回この商品を含むブログ (319件) を見る これって書評の理想的なあり方の一つだと思う。 「病院…

図書館内乱作者: 有川浩出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2006/09/11メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 138回この商品を含むブログ (425件) を見る 図書館シリーズの第二段。→以前、見かけたサイン。 5つの短篇集という構成で、少しずつ図書館…

狂い咲く薔薇を君に 牧場智久の雑役 (カッパ・ノベルス)作者: 竹本健治出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/04/20メディア: 新書この商品を含むブログ (32件) を見る牧場智久シリーズの最新作。 直球の学園ミステリーで、つくづく自分の興味がミステリには…

学校を出よう!〈2〉I‐My‐Me (電撃文庫)作者: 谷川流,蒼魚真青出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2003/08/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 45回この商品を含むブログ (112件) を見るこのシリーズの方がSFしているという意見もあったが、一巻を読…

終わる世界、終わらない夏休み 芹沢和也の終末 (ファミ通文庫)作者: あきさかあさひ,東条さかな出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2006/08/30メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 27回この商品を含むブログ (43件) を見る同時に発売されていた別の本…

月光とアムネジア (ハヤカワ文庫JA)作者: 牧野修出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/08メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (66件) を見る記憶を失った主人公がへ行きて帰ることで記憶を取り戻す。 解説にもあるが、の中での現…

天涯の砦 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)作者: 小川一水出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/08メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 102回この商品を含むブログ (102件) を見る軌道ステーションのかけらを舞台に繰り広げられる脱出劇。 機械関連の…

イリアム (海外SFノヴェルズ)作者: ダンシモンズ,Dan Simmons,酒井昭伸出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/07メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (90件) を見る上巻を読了。下巻の『オリュンポス』は来年発売だそうな。 下巻…

言壺 (中公文庫)作者: 神林長平出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2000/02/01メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 133回この商品を含むブログ (36件) を見るヒトが世界を認識するには言葉に頼る必要がある。ならば、言葉を操ることで世界を変えることも可…

カムナビ〈上〉 (角川ホラー文庫)作者: 梅原克文出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2002/11メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (18件) を見るカムナビ〈下〉 (角川ホラー文庫)作者: 梅原克文出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2002/11メディ…

竜とわれらの時代作者: 川端裕人出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2002/10メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (9件) を見る竜とわれらの時代 (徳間文庫)作者: 川端裕人出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2005/10/01メディア: 文庫購入: 2…

DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件作者: 西尾維新,小畑健,大場つぐみ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/08/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 96回この商品を含むブログ (368件) を見るデスノートは出てこない『デスノート』だ…

鬼切り夜鳥子 ~百鬼夜行学園~ (ファミ通文庫)作者: 桝田省治,佐嶋真実出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2006/06/30メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 35回この商品を含むブログ (71件) を見る伝奇アクションというから、単に悪趣味でえっちい話な…

冬至草 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)作者: 石黒達昌出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/06/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 25回この商品を含むブログ (44件) を見るMDアンダーソン癌センターという、癌に関しては世界一ィィィ!な施設で…

『絶叫師タコグルメと百人の「普通」の男』

「私」小説を書くことがそのままメタにつながってしまうとか言い始めると、「知感野労」と罵倒されてしまいそうである。 このリズム感はいいなぁ。

『僕はかぐや姫 (福武文庫)』

表題作は、それこそ「百万回」ぐらい語られてそうな内容である。 「線を引いて」みるならば、この物語は「僕」という中性と「わたし」という女性との間の線を越えることに還元されるだろう。 周りに対して侮蔑の視線を送るのは、そのまま自身へと返ってくる…

『上手なミステリの書き方教えます (講談社ノベルス)』

以下ネタバレふくむ 作家パートに関しては、抑圧した欲望を意識化するという過程であって、完全に精神分析のフォーマットである。ただ、その描写自体には食傷ぎみである自分がいる。そういうのが読みたくて買ったのに、飽きてしまったのだろうか。 最後の「…

『ザレゴトディクショナル 戯言シリーズ用語辞典 (講談社ノベルス)』

いろいろと忘れているなぁ。 この前書きが袋とじなのは、ちょっと反則ではないかとも思う。

『グリュフォンの卵 (ハヤカワ文庫SF)』

これでヒューゴー賞をとりつづけているというなら、海外SFに対する認識を改めないといけないのかもしれない。イーガンとチャンの幻影に、大きさを見誤っていたのかも。 最近受けている翻訳SFが昔のものばかりで、新しい作品が訳されないのは、正直どうなんだ…

『インディヴィジュアル・プロジェクション (新潮文庫)』

『GOSICKs(2) ―ゴシックエス・夏から遠ざかる列車― (富士見ミステリー文庫)』

『“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)』

『無痛』

こういった内容の本が出版可能なのであれば、狂鬼人間が欠番になることはないと思う。非常に紋切り型な刑法三十九条批判の物語だった。 これに加えて全編に通底するテーマは、治せない病気があるということである。これは、論理的に考れば当然のこと*1。ただ…

『涼宮ハルヒの憤慨 (角川スニーカー文庫)』

部室で読書会を開いたり、課題図書の感想文を書く――そんな小学生のような真似 これで、全国に何百人かはいる筈の、何もしていない読書系サークル構成員を敵に回したに違いない。てか、ビリー悲嘆王でいいじゃない。 無表情といいながら、いつの間にやら顔で…