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終わる世界、終わらない夏休み 芹沢和也の終末 (ファミ通文庫)
- 作者: あきさかあさひ,東条さかな
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2006/08/30
- メディア: 文庫
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章題や、サイコロの六の目が出続けるという修辞など、「ループもの」へのオマージュ?もあったりする*1。
上巻だけを読んでの感想としては、人間模様という点で物足りない。同じシーンが繰り返されるという構成のため枚数が限られるというのはあるんだろうし、媒体の特性もあるのかもしれないが、もう少し何かないものか。
この世界のルールについてはあっさりと明かされている。それが下巻でどう生かされていくのか次第かな。
- 妊婦に関して
まず、超音波検査ができなくても、さわって逆子かどうか診断できる*2。
逆に、30そこそこの内科医が麻酔も帝王切開も一人でなんなくこなしてしまうことの方がありえなくはないかと思う。
追記)http://bmj.bmjjournals.com/cgi/content/abstract/bmj.38919.681563.4Fv1?rss=1
ちょっと難しいということらしい。
*1:「XXXってゲームそっくり」というエクスキューズは要らんと思う
*2:http://www.emedicine.com/rc/rc/pimages/i18/s21/pregnancy.htm