2004-12-01から1ヶ月間の記事一覧
「消失」でも触れられているエピソードが3編。「消失」を読んでいる時には、そんな話これまでの3冊であったっけ、と多少混乱した。 「☆めった斬り!」にもあった、シリーズの途中から面白くなる好例だと思う。
ここまで耐えて読んだら、いいことあったなぁ。「ビューティフル・ドリーマー」+「タイムリープ」である。 長戸のイラストが間違っている。花粉症にはコンタクトよりメガネの方が防御効果があるのである(本当)。
「北神伝綺」の元ネタとなった柳田國男等の民俗学関連の「薀蓄集」。
「ライトノベルズ」ではなく、新しい「近代文学」を、ということか? 「多重人格探偵サイコ〈No.1〉情緒的な死と再生 (角川スニーカー文庫)」読んでても、まっとうなオタクになりますよ、というCASE REPORTが1件ここにいます。
イーガンの魅力というのは、世の価値観をばっさばっさと斬り捨てて、相対化していく辺りにあると思う。現在の科学から必然的に導き出される、身も蓋もない現実を見せてしまうのである。 本作ではジャーナリストである主人公を狂言まわしに2055年の世界を描写…
田中啓文、小林泰三、牧野修と合わせて「まんがカルテット」と呼ばれているらしい。 しょうもない(誉めてます)関西弁ギャグが魅力である。物語の部分はチト微妙。最後に伏線が回収される、というか強引に各物語がくっつけられる所で、しんみりとはなれなか…
牧野修が女子高モノを書くとこうなるか。 前半(ふたりが変身に至るまで)は、校名の元ネタであるピーター・ジャクソンの映画同様に、乙女の妄想が展開されている。「黒娘」でもそうであったが、「男の視点」を持って読むと後ろめたいようになっている。「角…
目次に小ネタが仕込まれていることに、今回初めて気がついた。 大蛇山、active、ケミス鳥、男鍋、漢道、USO800、東方不敗。すべてTシャツのプリントである。気になって2巻を見返してみても漢道ぐらいしか出てこなかったので、この巻からのお遊びなのだろう…
敢えて言おう、読み難い。 奥付に講談社文芸局DTPルーム、凸版印刷とあるから、ファウストと同じ所がフォントについて管轄している様である。ファウストなら、まだ短いこともあって読み難さも我慢できたが、一冊まるまるこれをやられると…。確かに、雰囲…
えらく芸域の広い人である。あとがきにはファンタジー、中間小説、純文学と色んなところに投稿した、とあるし。 私のベストは「水たちがあばれる」。読みながら「ブーン」の所でもしや、と思っていたら、ヤッパリ夢野久作だった。「もう一つの理由」が何なの…
原文と日本語訳。 補正前に(単純に比較したら)喫煙経験者で認知機能(脳の働き)が有意に低かった。このこと対しては、喫煙者には労働階級が多くて、本を読むなどのボケ予防になる活動をしていない、といったことが影響しうる。 だから、その後で教育歴・…
二人の経験からライトノベルの歴史を語る対談とブックガイド100本。 90年代半ばまでは知らない固有名詞(特にタイトル)ばかりで、ふぅーんと言いつつ適当に流し読み。単なるデータとしての歴史ならもっと網羅的なものがwikiとかでありそう。しかし、全体的…
原爆がネタになっている、ということで少し敬遠していた。偶々、ダヴィンチで呉智英が誉めていたのもあって購入。 何故、敬遠していたのかというと、この手の話というのは「万物理論」ではないが、そもそもhumanityの観点から誉められてしかるべきものとなら…
この表紙絵はなんなんだ、と思いつつ購入。 前半は滅びつつある街で、ノイズの少ない生活をおくる二人の話。SF分たっぷり。 後半になると事件の解決の為に男が戦う。そこで世界と自分の大事な人を天秤にかける、という命題が出てくる訳だが、どうも無理矢…
なんだかとっちらかっている印象。「サユリ1号 v.1 (ビッグコミックス)」をやろうとしているのだろう。 あちらが「平均的」なら、こちらの方はコミュニケーションスキルの低い人間ばかりで、その違いが今後のストーリーにどういう差をもたらすのかという辺り…
ライブ競闘小説は初っ端から妊娠小説 (ちくま文庫)で吃驚。あと、雑音リスナーという言葉が懐かしかった。ネットの普及してなかった頃の、分かるもんかよねえあんたってな気分である*1。これを二時間で書き上げるとはホント怪童だなぁ。 浦賀和宏の「ポケッ…
かがみあきら選集が発売される*1ということで、購入予定リストに追加。表紙の絵が良さげ。 みなもと太郎の特集は正直な所、未読のマンガ家であるので、よく分からなかった。収録作には時代を感じる。 後は「忘却の旋律」は見ないといけないなぁ、ということ…
表紙をめくった所がポイント。 そりゃまぁ、ここまで行き着いたら現実なんて選ばないよなぁ。
舞台が団地であっても、「20世紀少年」的なご近所づきあいがある辺りの雰囲気がいいのである。まさに匂いのある共同体ということで。 西でトリプルロンということは、国士13面待(1・9萬は三枚手元)と字一色・小四喜・四暗刻単騎、そして四暗刻単騎が一…
今回のマンガ夜話の「富江」の回では、作者がどういうスタンスで描いているのか、ということと、読者がどういう風に受け取るのか、ということが解離*1している様を出演者が上手く分かれて表現していたのがなかなか面白かった。 で、この「黒沢」という作品で…