「ファウストvol4 (講談社 Mook)」

ライブ競闘小説は初っ端から妊娠小説 (ちくま文庫)で吃驚。あと、雑音リスナーという言葉が懐かしかった。ネットの普及してなかった頃の、分かるもんかよねえあんたってな気分である*1。これを二時間で書き上げるとはホント怪童だなぁ。
浦賀和宏の「ポケットに君とアメリカをつめて」ってミステリーのフロントラインと言わなくても、SF JAPAN辺りに載っても良い作品だと思うのだが、どうだろう。村上龍キューブリック、クラークにフォワード、おまけに梶原一騎といった辺りが引用されていて、特にミステリーと銘打たなくてもいいと思う。
今回の「りすか」は「デスノ」だろう。心臓に電流を流したら、不整脈になって、心室細動から心停止に到り死亡する。という訳で除細動器は大切である(本当)。
Sketchesを読む限り、「ネコソギ」発売の遥かかなたに鏡家サーガが待っていそうなのだが、これって再来年ぐらいと解釈すればよいのかな。

*1:今なら音源を手に入れる手段はそれなりにある。