2005-01-01から1年間の記事一覧

日本SF大賞

『デカルトの密室』瀬名秀明 新潮社 『サマー/タイム/トラベラー1・2』 新城カズマ 早川文庫 『パンドラ』 谷甲州 早川書房 『老ヴォールの惑星』 小川一水 早川文庫 『象られた力』 飛浩隆 早川文庫 とあった候補の中から、『象られた力』が選ばれたら…

『ことのは (花とゆめCOMICS)』麻生みこと

「言葉」と一口にいっても、それが文字だったり、しゃべることだったり、イロイロあるのである。てか、「冬の其方」は反則だろう。 書道部の話における「書いて下さい」という文面の解釈だとか、演劇の台詞だとかの両義的な様がいい感じ。

今週のモーニング

『ドラゴン桜』のなぞなぞは「凧あげ」(注ネタバレ)ではないだろうか、と思う。だから何? 『わたしはあい』が『エマージング』と同じく尻すぼみな完結を迎えていてなんだかなぁ。

アリーテ姫

戦うお姫様が出てくれば、そこで萌えられるなんて動物回路は封印しつつ。 ストーリー 悪い魔法使いにとらえられたお姫様が、自分の力でそこから抜け出す、というお話。それだけだと、悪い意味でのフェミニズムな作品を想像するかもしれない。実際、原作のあ…

私にとっての藤井青銅

http://www.nhk.or.jp/audio/prog_se_future.html 年忘れ青春アドベンチャー 干支シリーズ『来年こそはワン!だふる』(全4回+1回) 【放送日】 12月19日(月)〜12月23日(金) 22:45〜23:00(1-5回) ※30日17時45分より、番外編を放送します。 ※23日22時45分か…

『アイデアのつくり方』ジェームス W.ヤング

そういえば、たけぐまメモでも誉められていたし、とブクオフにて購入。 アイディアが出来上がる過程を5段階に分析している。既存の情報の新しい組み合わせこそがアイディアであり、それは常に ①情報を集めて ②それらを組み合わせてみる ③ほっとく ④思いつく …

『ボーイズ・オン・ザ・ラン 1 (ビッグコミックス)』花沢健吾

仮想現実の素晴らしさを謳いあげた前作とは打って変わって、現実社会でのラブコメである。 願望充足型のファンタジーである点は変わらないとも言えるか。

『「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか (角川oneテーマ21)』大塚英志 大澤信亮

前半の三分の二は、大塚の考える戦前まで遡った上での「まんが史」(+若干のアニメ史)。 私なりに要約すると、アメリカから「キャラ」を輸入して始まったのが日本のマンガ・アニメであって、そもそもフェイクとして存在している。ただし、その中に「キャラク…

リアルBJ?

http://www.sankei.co.jp/news/051206/sha057.htm 年収2千万円は、並みの給料ではない。 きちっとしたデータが手元にある訳ではないんだが、勤務医の給料としてはこのへんがキリで、平均はこんな感じ。宿直専門だったからこそ、これだけ稼げたのだろう。 ま…

『マンガでわかる小説入門』すがやみつる 横山えいじ

ちょっとした本読みなら知っている話ばかりだろう、と思われる。 リストにしてみると ジャンルの話 出版不況の構造 書き方のルール、校正の仕方 小説における視点 アイディア作り 作家の収入 といった感じ。そんなことを言いつつ、実はアウトライン機能を知…

『サルぽんち (ビームコミックス)』鈴木マサカズ

猿が主人公の稲中を目指した作品、と言ってしまえば全てを説明してしまえそうな所が欠点だろうか。 ギャグとしては微妙だし、寓話として描いている意図があまりに透けて見えてしまう。

『女の子の食卓 1 (りぼんマスコットコミックス)』志村志保子

五年ぶりの単行本で、以前の二作は絶版。 気づく瞬間の時間がゆっくりになる様*1がなんとも心地よい。 マカロンって何だろう、ということで調べて見ると確かに色鮮やかな洋菓子である。 *1:カイロス的時間ってやつ

『DEATH NOTE (9) (ジャンプ・コミックス)』大場つぐみ 小畑健

作品のテンションを上下させる、というようなことをSWのエピソードⅢとⅣを連続で見たり、マイノリティー・リポートとブレードランナーを続けて見たりして考えさせられた。 そういう意味でいくと、対話ばかりではつまらないからこそ*1、突入シーンを入れる訳で…

『SF Japan 2005 WINTER』

一応そろいで持っているので買い続けているのだが、徐々に読む割合が減りつつある。 今回の収穫は、相変わらずの駄洒落な『われはロボット』と、宇宙を舞台にした昔話である『百万光年のちょっと先』 清涼院流水も古橋秀之も単行本ではまともに読んでいない…

『やさしいからだ 3 (ビームコミックス)』安永知澄

最終話は、設定と物語が不可分である、という一点でSF。

『NHKにようこそ! (4) (カドカワコミックスAエース)』滝本竜彦 大岩ケンヂ

原作の着地点よりは、更に遠くを目指しているみたいで、こっからどうするんだろう。

『花ボーロ (IKKI COMICS)』岩岡ヒサエ

属性の中には「ほっぺのたるみ」というものがあるのかもしれない、と先生とアリア社長を例に挙げて言ってみるテスト。 なんか雑誌掲載になって、あまりに普通のマンガになっている気がする。前作をもう一度読み返して見るか。

『アンダーカレント アフタヌーンKCDX』豊田徹也

自身の履歴に限っても、人と完全に共有することはあり得ない。ましてその先の心情においておや。 純粋に話す機会がないのもあるし、大抵が忘れてしまうのよね。 先日の飲み会で、私にリアル妹が存在することを言った際、つきあいが3年になる後輩に驚かれたの…

『野蛮の園 3 (ジェッツコミックス)』西川魯介

なかなかに真っ当な青春モノなのだよな。それ以外はいつも通り。

『漫画家超残酷物語 (ビッグコミックススペシャル)』唐沢なおき

暗い表紙と、それ以上に暗い表紙裏にある便所の落書き。 本編に通低する自意識とその裏切られ方が素敵である。それにしても、鬱々となりそうな題材をきっちりとギャグに仕立て上げる手腕は流石、画業21周年(ぐらい)。 マンガ家志望の人だけでなく、petit ク…

爆弾低気圧

http://www.jmbsc.or.jp/cwfe/cwfe0040.htmhttp://www.jmbsc.or.jp/cwfe/cwfe0040.htm

予報業務許可事業者

http://www.jmbsc.or.jp/cwfe/cwfe0040.htm 気象業務法第17条の規定により、気象の予報を業務として実施する者は、気象庁長官の許可を受けることとされています。

CPR

http://homepage2.nifty.com/treknz/guideline2005.html 自動車免許の講習では15:2と習った筈だが、30:2でやるように変わるみたい。 理由は、間隔を置かずにマッサージを続けた方が血流が回復しやすいかららしい。3

『夢の空地』小田ひで次

『クーの世界』の続編。 全世界同時刊行とかで、何故か左開き形式で出版されている。そのため、普段とは視線の誘導の向きが違っていて、非常に読みにくい。 ラストの空き地のファンタジーっぷりは、現実との軋轢に敗れて違う世界に半分くらい足を突っ込んだ…

http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/415449 全世界のがん死の3分の1は日常生活の中で予防可能。 全世界および低・中所得国で、がん死の主な危険因子は、喫煙、飲酒、野菜果物の低摂取だった。高所得国では、喫煙、飲酒、過体重…

ISBN:4106101378 著者のペンネームはさいふうめいだったりする……

わーい、23歳。 来年は大厄だ!

イルカの島よりGrand bleuのが好きですが

http://bmj.bmjjournals.com/cgi/content/full/331/7527/1231 コントロール(イルカなしで遊んでいた人たち)でも鬱は良くなっているみたいで、疲れたら南の島で遊ぼう!というしごく真っ当な結論でもある。

『無頼侍 壱 (ビームコミックス)』鈴木マサカズ

一応時代劇ではあるが、考証や人を斬る描写なんかはどうでもよくて、それぞれのキャラクターの独りよがりな妄想が暴走する辺りが面白い。 あまりにヒートアップしすぎると、地の文*1で作者による冷静なツッコミが入ったりもする。 このネームの多さは『東京…

『殻都市の夢 (F×comics)』鬼頭莫宏

副題はHallucination from the wombで子宮からの幻影。 中身は相変わらずの少女趣味なのだけど、この作者にしては珍しく、読後感はさわやかだったりする。 『ヴァンデミエールの翼』にも同じようなモチーフが出てきたが、どの話も檻(子宮)からの脱出(出産…