2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『ある日、爆弾がおちてきて (電撃文庫)』古橋秀之

あとがきを読むまで、全てが"時間モノ"のバリエーションだったとは気づかなかった。 『おおきくなあれ』でアルジャーノンを思い出したり、『むかし、爆弾が落ちてきて』を読んで『海を見る人』を思い出したりした。どちらも今、手元にないので確認できないの…

「文人悪食 (新潮文庫)」嵐山光三郎

37人の「文学者」と呼ばれる人達の食欲と性欲の話である。 どいつもこいつもろくでなしであって、作品から想像していた作者のイメージがかなり変わった人もいる。太宰治が実は帰ってこなかったメロスだった、とか、宮澤賢治の「一日ニ玄米四合」は多すぎる、…

「メシアの処方箋」機本伸司

最初に燃料を積み込んだはいいが、それが重過ぎて打ち上げに失敗したのではないか。あらすじを見たときに期待した分、がっかりさせられた。何で5000年前の箱舟から見つかった木簡に描かれたゲノム情報から始まった話が、宗田理にまで矮小化されるかね。 救っ…

「諸怪志異 4 燕見鬼 (4) (アクションコミックス)」諸星大二郎

6年ぶりの新巻で、再開可能な完結編*1にもなっている。どこかで連載してくれないものかなぁ。 これの前に「西遊妖猿伝」なんだろうけど。 *1:書き下ろし以外は、全て1999年までに描かれたもの。

「野村ノート」野村克也

伝説のあのメモ集ついに公開 と帯にあるのは、実質的に表紙の装丁に使われているのと、最後のイラスト見開き2ページだけで、羊頭狗肉も甚だしい。私の期待した「ノムラの考へ」とはかなり違っている。まぁ、これについては「はじめに」で 阪神時代に私が記…

えー

http://tv.yahoo.co.jp/uhf_bs/miya/2005102319.html http://tv.yahoo.co.jp/bs_digital/miya/2005102319.html 23日の日本シリーズ第二戦は、地上波で見られなくともBSジャパンで見ればいいや、と思っていたら、どうやら放送されないらしい。 先行抽選があっ…

プレーオフ

はてなプロ野球’05 いや本当に、手に汗握る密度の濃い戦い。どちらもベストを尽くした、と思うし、逆に負けたホークスの側からは、終わってから悔やむ所もあるだろう。 カリブのビックリ箱ことバティースタ*1と川崎の交錯が直接的に逆転に繋がった。しかしそ…

プレーオフ

賛否ある所だけど、これだけ盛り上がる試合が見られるのならアリだろう。解説だった野村語録から引くなら、まさに「ジスイズ野球」である。 今日も一点を争う好ゲームで、ポイントは5回にノーアウト一二塁で、高橋から吉武に変わった所だった、と思う。一緒…

「マンガは今どうなっておるのか?」夏目房之介

連載されているコミックパークの方は一通り読んでいたのに、買ってしまった。 そうは言っても、書き下ろしは結構充実している。いしかわじゅんの「ヘタ」発言からマンガの評価方法としての、「うまい/ヘタ」「イイ/悪い」「好き/嫌い」のへと繋げる「マンガ…

「まだ旅立ってもいないのに」福満しげゆき

「小規模な失敗」で描かれていた経験が、透けて見える様なエピソードがあったりする。 それにしてもこの作者、どこまで行っても冷静である。

いまの所、今期一番

http://www.b-ch.com/contents/feat_noein/index.html ストーリーはサッパリわからなくとも、この作画はBLOODを超えてる。

二日酔い

http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/mdps/403532 二日酔いのときの頭痛ほどつらいものはない。しかし二日酔いの原因物質アセトアルデヒドを代謝する酵素が働きにくい人でも、ふだん飲むお酒の量が多ければ、頭痛が起こりにくい可能…

はてなプロ野球’05

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051016k0000m050062000c.html 中立に見ていると、最高の試合だった。まさに野球は9回ツーアウトから! 今日の隠れたヒーローは、ピッチャーゴロで小林雅英のエラーを誘った大道ではなく、9回の先頭バッターと…

アニ横は何の略でしょう?

http://annex.s-manga.net/manga-online/aniyoko/ アニメ経由で知った。可愛いキャラが毒を吐くのはよくある形式だけど、元の掲載誌がりぼんとは驚き。

「きょうの猫村さん 1」ほしよりこ

ここで試し読み可。 「キャラ」としての強度はないけど、「キャラクター」として立っているってことだろうか。→この辺の話。 読んでいると、このゾンザイで落書きみたいな「絵」がたまらなく魅力的に見えてくるのである。

「ブルースカイ (ハヤカワ文庫 JA)」桜庭一樹

やってこい、神の反物質よ。システムがもたらす客人よ。祖母の不思議な力と呼応するものよ。トビラを開けてわたしのもとにやってくるのだ。 などと17世紀の人間が言うからには、この17世紀はシミュレーションで間違いない。加えて、「子供」という概念も近代…

http://health.nikkei.co.jp/news/top/index.cfm?i=2005100807441h1 さて、どうなるやら。

せめて逆に

http://www.sanspo.com/baseball/top/tig200510/tig2005101001.html 中日との大一番に負け続けた井川に投げさせるとは、一昨年の日本シリーズで伊良部に拘りすぎたのと同じ失敗を繰り返す気だろうか。

石焼麻婆

こんなものもあるのか、と写真に収めたが、珍しい訳でもないらしい。 今度は「納豆と豆腐のピリカラ焼きそば」なるメニューに挑戦してみる。

「猫はなぜ絞首台に登ったか (光文社新書)」東ゆみこ

ギリシア神話と北欧神話にまで遡って考えると、猫殺しは豊饒儀礼とイニシエーションである、と解釈できる。 という与太話。

「交響詩篇エウレカセブン(2) (カドカワコミックスAエース)」片岡人生 近藤一馬

このまま佐藤大が関わらない脚本を続けて欲しい。 と思っていたら、よかったよかった。

これだけ直截的なラブコメにしたら、対象年齢も下がって子供に玩具が売れるのだろうけど・・・・・・。 昨年までと同じく中断しようかしらん。 「いつまでも子供ではいられない。お前も早く成長しろ」という姫の言葉が身に沁みる秋の日。

「地図のワンダーランド (小学館ライブラリー (113))」堀淳一

当然といえば当然だが、昔の地図*1の周りにある絵にはきちんと意味があったりするらしい。 *1:http://www.jigboxx.com/jps/tr/tr00042.jpgみたいなの

シリーズ

個人的には、応援団対決が見たくなってきた。

よさこいYOSAKOI

http://www.michinoku-yosakoi.net/ プチナショとして何度でも言うが、起源はこれである。

恐怖奇型人間 その2

http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD6069/ にはオチまで書いてあった。

恐怖奇型人間

はタイトル故にソフト化できないそうだが、そんな時代に「さあ、きちがいになりなさい」を復刊する早川は偉い。

「ダーリンは外国人―外国人の彼と結婚したら、どーなるの?ルポ。」小栗左多里

丁度テレビで見かけたもので。 異文化どうこうの前に、「単なる変人」を許容するかどうか。

「放浪息子 (4) (BEAM COMIX)」志村貴子

泥沼だ。

禁酒ファシズム?

http://health.nikkei.co.jp/news/top/ 人に迷惑をかけない、ということなら酒は大丈夫なように思える。しかし、最終的にどれだけ健康保険から金を浪費するか、ということになるとソーシャルダスト呼ばわりされる危険性はゼロではない。