刀語  第二話  斬刀・鈍 (講談社BOX)

刀語 第二話 斬刀・鈍 (講談社BOX)

いきなり蹴られて落ち着けるかこのばか者!最初、後ろから見えない力に吸い寄せられたのだと勘違いしたから、宇宙人に誘拐されたかと思ったわ!

  • 背景 

 12ヶ月連続刊行の2ヶ月目。

  • あらすじ 

 良く斬れる鈍を手に入れんと因幡砂漠に足を踏み入れた二人。立ちふさがるのは居合いの名手だった。

  • 読み

 戯言シリーズで挿入されていたイラストの多くはキャラ絵のみで、背景がついてもデザイン的なものが多く、加えて1ページの収まっていた。しかし、この刀語シリーズのイラストは背景がつき、しかも見開きで入っている。するとどうなるかというと、中心に二人がくる構図が多くなり、その結果として竹による洒脱で細かい意匠をこらした絵が、造本の仕様上ページとページの間で見にくくなるという事態が発生している。
 これがイラスト集を売るための戦略なんだとしたら、流石は講談社だ。もとい、120、121pのイラストとか勿体ないと思うんです。