インタビュー目的で買ったんだが、それ以外に面白い記事を見つけた。
単なる偶然なんだろうけど、藤津亮太神山健治の二人が、『カリオストロの城』においてルパンとクラリスが過去に出会っていたことを、映画の「主題」、「構造」という名前で指摘している。
それまで知られていなかった過去を出すことで、単なる設定を越えてルパンというキャラに「奥行きをもたら」し、「観客と秘密を共有」させる。
言い換えるなら、設定に時間軸を加えることで、キャラクターを立てたということだろうと思う。
インタビューの箇所では、よしながふみ近藤ようこを読んでいたとか、若杉公徳は山本康人のアシスタントをやっていたとか、仮説がいくつか当たっていたのがなんか嬉しかった。