『古い医術について―他八篇 (岩波文庫 青 901-1)』

病態学がメインで、治療にはあまり踏み込んでいない。栄養の重要性については説かれている。
疑似科学への対処法や、文献研究の重要性など現代に通じる所もある。
何よりも面白かったのが、仮定を用いた方法として、ギリシアにおける八綱弁証のようなものを批判している点。