竜を喰らう

駅を出たら、そこは竜の棲みか。
空は七色のういろうが飛び、町には味噌があふれ、川にはきしめんが流れ、アースガードが活躍する特撮の本場。
そして、虎が一歩でも足を踏み入れると地形効果により、借りてきた子猫になってしまう*1ロスト・ワールドである。
………………
現実にはビックカメラの大型液晶で落合の胴上げが流れていただけである。
べっべつに悔しくなんかないんだからっ

という訳で、愛知万博に行ったときに食べ損ねた味噌カツを食べた。店はヤバそうな名前だった。夕飯どきということもあって十人くらい人が並んでいたが、間を飛ばしてカウンター席に通して貰えた。お一人さまの利点を実感する瞬間。
味噌カツ丼を頼むことにしたら、割とすぐに出てきた。
赤黒い味噌がころもにタップリとからんだ丼。キャベツはついていない。切りたてのネギの緑が鮮やかな味噌汁。つけあわせは味噌と色が似た漬物だった。
カツは噛むと脂がじゅわっと口に広がり、疲れた身体に心地良い。しかし、肝心の味噌が辛党の私には甘すぎた。しょうがないのでトッピングを試してみたら、マスタードをつけると随分と味が引き締まった。
ボリューム的には、ファストフードの並くらい。
昼が早かったこともあって満腹感がなかったので、駅で天むすを買った。そちらは適度に塩が効いて美味かった。
あぁ、高血圧。

*1:昨年は一勝orz