メタボリックシンドローム

 なにかと話題だから、なんのこっちゃという人はあまりいないと思うが、分からなければこの図を見るとよい。「不健康な生活」のせいで血管がぼろぼろになって詰まり、脳や心臓がヤバイことになりますよという話である。この腹囲と内臓脂肪の根拠については、ペンディングとした上で*1話を進める。
 大森望心筋梗塞竹熊健太郎の小脳梗塞という二つの例から、老後問題よりも前に、生活習慣病が問題となるんじゃないかということを思いついた。イメージとしては、運動をせず、食費を削って別のことに金を使ってきたかなりのハイリスクグループである。
 いちおうの傍証としては、食生活の欧米化が早かった沖縄の例が挙げられる。

2000年の都道府県別の平均寿命で沖縄県の女性は86.01歳とトップを維持したが、男性は77.64歳と全国平均(77.71歳)を初めて下回り、5年前の前回調査の4位から一気に26位まで落ちたからだ。
「原因は中年世代の死亡率の高さだ」と県医師会の当山護副会長は説明する。45歳から59歳の死亡率は、脳血管疾患や脳出血、肝疾患、糖尿病などで全国ワースト10に入る。いずれも生活習慣と関連の深いとされる疾病ばかりだ。
http://www.yobouigaku-kanagawa.or.jp/kenkana/424.html

 ちなみに、日本人全体でこの傾向があるかというと、東京都の肥満傾向児は減少しているらしい*2。つまり、間の世代がばたばた倒れるってことである。
 この日記の仮想読者は大学生なので、後ろの世代にくっつく為に、若いうちから多少は気をつけておくといいんじゃないかというのが結論である。間違っても、起床時間の乱高下を見ないように。