『46億年の恋』
- 背景
これで三度目だという先輩に連れられて、男四人で見てきた。
原作は梶原一騎の遺稿を弟の真樹日佐夫がまとめて正木亜都名義で発表した『少年Aえれじぃ』*1という小説である。R出版という所から出ていたらしいが*2、現在は倒産してしまったのか、情報が出てこない。一応、復刊ドットコムで見つけたので、興味のある方は投票を。
ちなみに、原作の内容は以下のようなものだったらしい。
奥多摩の少年院でおきた殺人事件を、警視庁特殊班の2人の刑事が捜査するという話
パンフレットp16
- あらすじ
ある刑務所で囚人が絞殺される。現行犯として、その囚人に馬乗りになっていた男が逮捕されるが、凶器が見つからない。事件の真相は……?
- 読み
ミステリー仕立てのストーリーなどあってなきが如し。ただ、その肉体表現に圧倒され通しだった。
ロケットとピラミッド、クジラ、刺青と何か意味があるのかもしれないし、直感なのかもしれない。刺青は、刺青の男を捜していた主人公が殺された香月をそうだと勘違いするということだと思った。
あと、映画の進行に従い、服の色が赤+白→白→黄色→白と変わっていくのにも何か意味があるのかと思っていたのだが、パンフp17によるなら、わりと適当だったらしい。
その黄色だが、北村(衣装)は「最初の打合せで監督が着ていたTシャツの色だったから」といい、監督は「黄色いTシャツは着ていなかったが、俺の後方に黄色い窓拭きのゴンドラがあった」といい、佐々木(美術)は「いろいろ話合ったけど、端的に言うと監督の好きないろだった」から決まったという……。
- メモ
ぼくがやりました!
- 関連URL
http://www.cinemart.co.jp/46/
http://www.asahi-mullion.com/column/miike/51117index.html
http://www.cs-tv.net/blog/000638.html
「46億年の恋」初日舞台挨拶つき 観てきました。 ふるふる好楽/ウェブリブログ