大江戸綺人譚―のっぺら女房 (時代劇漫画刃)

大江戸綺人譚―のっぺら女房 (時代劇漫画刃)

鳴渡雷神於新全伝 (第1集) (時代劇漫画ジン)

鳴渡雷神於新全伝 (第1集) (時代劇漫画ジン)

 この手の歴史マンガを読むと自然に入ってくる当時の風俗・習慣といったもの、加えて青史に名を残した人物を「キャラクター」として受容することなんかは、歴史を学ぶ助けになると思う。上ののっぺらぼうにはしっかりとお歯黒が塗られている。
 他の例だったら、横山版『三国志』でもいいだろうし、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦』や、最近だと『妖奇士』とか。
 考証がどこまで正確かという問題については、そういうアンテナを張っておこう*1ということで。リンク先の文章は、当時そういう小説が存在したという事実を見逃している上に、最後まで読んでいないっぽいけど、『エマ』つながりで参考文献を読むモチベーションにはなるだろう。
 硬めの本とマンガを架橋する企画として、もりもと崇手塚治虫文化賞新生賞をとらせた呉智英が『ダ・ヴィンチ』でやっている「マンガ狂につける薬」なんかも面白い。

  • 追加

はてブで見かけた。
http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~nikaido/yomo01.html