21世紀版を出すに当たって収録された「萌え」と「ラノベ」の話なのだが、私は「萌え」られなかった。サルまんの素晴らしい点として、マンガのパロディをやりつつも、その作中作である『とんち番長』がマンガとして面白かったことがあると思うので、そこが残念。しかも、ここで試みられていることというのは、既にやられているんだよな*1
新装版を持っているし、『IKKI』の方を買っとけば良かった。
ところで、上巻の320ページに「ウケるまんが評論の書き方」という項がある。ここに「むずかしい」の例として挙げられている三つのうち、<>の乱舞は大塚英志で、「すべからく」は呉智英である。もう一つはいかにも80年代っぽい文章なのだが、誰のなんだろう。ググってもわからない→その1その2