今晩は

ふと思い立って、君管にてダウンロードは違法じゃないのさ、と英語字幕付き番組を見ていた。
とりあえず、アサシンが出てきた辺りで見るのが止まっていた某番組について。ペンダントの演出は良かったと思う。それから当初は、一本道だと思っていたのが、どうやら三つのルートを混ぜるようであり、黒くなりそうな気配が楽しみであったりもする。いずれにせよ、単体で見ると凡庸なのではないか、という思いは捨てきれないが。
ここなどに顕著に表れていると思うのだが、アニメを見るという行為自体の障壁は、録画機器が存在しなかった頃にくらべて*1、技術的進歩とともにどんどんと下がってきているように思う。ファイル共有などした日には、一生を使っても見きれないだけのコンテンツにアクセスできる。
ことはアニメに限らない。例えば小説なら青空文庫やProject Gutenbergが問題を抱えつつもデジタル化を推し進めているし、終わりのないオンラインゲームでは死亡者もでている。
有限の人生で、有限とはいえ明らかにそのキャパシティーを越える情報にアクセスするのは、あたかも海の水を柄杓で汲みほそうとするかのごとき行為である。「あらすじで読む」本の「あらすじ」を紹介するなどというような本や、まとめサイトまとめサイトとなんてもの*2がそのうち出てきたりするのではないか。
いやはやなんとも割り切れない。結論は特になくて、気分が下降トレンドにあるというだけである。

*1:戻りすぎ?

*2:勿論これは無限に増殖する