メモ書き
2003
- 春の四季大賞受賞 『降る/積もる』 松本あずさ
確かにこれは完璧。真相/深層を見せるのが上手い。ただ、「アンダーカレント」の方が「心理学化」しすぎていなくていいかも。
Child Abuseを中心に持ってくるのは、どうしても陳腐に見えてしまう。←惑星開発委員会に毒されすぎ。
- 秋の四季大賞『忘れる羊』岡戸達也
この再帰性はいいのです。「ダメ」人間。
- 秋の池上遼一特別賞 『堕ちる鬼』太田考ニ
のびしろはまだまだありそう。ここに出てくる「神」はヤーベのことなんだろう。にしては、見せ方が変。
- 秋の準入選 『僕がブルマで学校に』 三浦名子
ま、これはこれで。
- 冬の四季大賞 『トッツィとヒムセン』ナオテアブドラ
決着は何故タイマンではないといけないのか?
- 同上 『あじさいの花』 佐俣マミ
ガッツとグリフィスであるなぁ(×はつけない)
2004
いかにも過ぎ。正しく「文化系女子」である。
- 『愛の一億円募金』 益本晋輔
微妙。
- 『獅子狩り』 稲見独楽
黒田硫黄のパロディー
- 『妄想小説』 秋山はる
中の人は男に違いない。
- 『トラベラー』 今井哲也
あくまでジャンルSF。音楽はよく分からん。
- 『女王の傷』 絵:篠崎司 原作:秋野めぐる
コミッカーネットというサイトで、原作者との出会いがあったっぽい。
絵がパヤオ風なのはいい。でも、戦闘シーンの見せ方は下手。
それから、伏線がもそっとあったほうがいいと思う。
なんだか、もったいないオバケが出そうだ。
- 秋 『大凶』溝井仁司
これは『π』を越えた。
- 『GORGON BLOOD』 RICHT
「漢方」という語の使い方は、ちとマズイ。きれいに纏まっていて、のびしろを感じない。
- 冬 『臨死!!江古田ちゃん』 瀧波ユカリ
「客観的」な分析。
ほどほどなのが良いのか悪いのか
帰省話がこの中ではベストかな。続けて読もうとまで思えない。
- 『夏のぐうぞう』 吉川友加里
内面理解のフォーマット
男が描いたらそのその時点でout!
2005
- 春 『どぼり』高嶋洋平 フツーすぎ。
- 夏 『アモン・ゲーム』宇木敦哉
富沢ひとし程には、イッてないがこの造詣はいいと思う。
- 『ウェゲナーの巨人』浜名海
これは反則。
- 『ねこぜの夜明け前』ヤマシタトモコ
あまりに『百鬼夜行抄』すぎる。
- 『さくらふる空のむこう』山本きり
桜はもっと印象的に描ける→『桜迷図』遠野一生
- 『瓶の中の蛙』 谷藤満
乙一を原作にして描かせてみたらどうだろう。
- 冬 『SADOMARU』山下貴仁
「コンビニ」には「コソビニ」以上のものが欲しい。