『少年王』榎戸洋司

なんかサークルがウテナづいていたので、積読を引っ張り出した。
前半のゆっくりした展開に比べ、後半に設定を明かしていくのが駆け足すぎるきらいがなくもない。
"他人になる装置”というアイディアとか、少年が隠された銃*1を見つけることで王になるとか、過剰な分かりやすさがあって、ウテナとは印象がかなり違った。あちらは監督による影響が強かったのだろうか。
イラストはパソコン塗りを導入して失敗している好例かと。

*1:そのものずばり鋼の陽物と表現されている