ヴィタール

こちらではなく、その後で行われたフォーラムでのトークショーを見てきた。
この人の映画というと、実は「ヒルコ」を早送りで!見たことがあるだけで、役者としては「殺し屋1」でジジイをやっていたよなぁ、という程度のファンでもなんでもない人間であるが、その後で上映される映画に興味があったのである。
普段は62人の収容人数の会場に、補助椅子も含めて80弱は入っていたトークショーの内容は、創作作業の話であるとか、好きな女優の話であるとか、多岐に渡っていた。質問コーナーから伺うに、会場に来ていたのは熱烈なファンばかりだった様である。レポートのネタにするとか、余程の熱意だよなと。全体的な印象としては、猫背で人見知りをする人だった。
んで、本命の映画。
取材に時間をかけたというだけあって、授業の描写から美術までディティールがしっかりしていた。模型も「ヒルコ」とは大違い(でも同じ人らしい)でかなりリアルにつくりこんであった、と思う。
加えて、浅野は立っているだけで素晴らしい演技をしていたし、クビシメ浪漫だったし、かなり満足。
しっかし、エンディングが発売されないとは惜しい。