「猿王」 仲能健児

インドにおける「ジャパニーズ・ヒッピーの末路」を描いている。どう考えても、主人公は薬をキメ過ぎて、幻覚・幻聴を起こした旅行者である。
コマ割りは平凡であるが、独特の絵は面白い。奇想の方向性が諸星大二郎と大いに異なるマンガ家だと思った。
繰り返される目のアップが見所かな。