「知る辺の道 (バーズコミックス ガールズコレクション)」 紺野キタ

昨日、書店で購入しようとしたら置いていなかった。「幻影博覧会」の間に挟まっていた広告には書影がなかったので、発売が延期されたものとばかり思っていた。ところが、家に帰ってきて確認してみると、きちんと発売されている。で、今日になって同じ本屋に行った所、少女マンガに並んで置かれていた。どうも同じ幻冬社でも、レーベルが別であったらしい。
この本には、「百鬼夜行抄」的な枠組みを使った短編がいくつか収録されている。しかし、登場する怪異は主人公にとって好ましいものばかりである。紺野キタらしい、といえばそれまでか。まぁ、そのホラーにならない所がこの人の魅力とも言える。
ヘマトというのはヘマトクリット値のことで、血液中で赤血球が占める容積のこと。Htという風に表記する。腎臓が悪いと、エリスロポイエチンという赤血球を作るホルモンが分泌されなくなり、この値は下がってしまう。
ある意味「天使のはしご」と同様な話として、

その作品は多くの人々を感動させ、臓器移植についての理解を促したが、成人指定であった。
moetan 2より

と評される作品がある。→http://www.panther.co.jp/kana/index.htm