「上京ものがたり」

私小説マンガ、と言えるだろう。作者と主人公は完全にイコールではないのだろうが。
エロ本にパクリイラストを持ち込んだ話とか、昔の作品で笑い話として扱ったネタに正面から向き合っている。同じ事柄であっても、笑いと泣きが表裏一体になっているのは、まさに「こうゆう時は、笑うんや」という哲学に通じるのだろう。