「ブラックジャックによろしく(10) (モーニング KC)」 佐藤秀峰

宅間守の事件が出てきた。現代社会においては、何事もデータを用いて証明していくしかない、と思う。それゆえ、その証明の仕方を評価できるスキルを身に付けることこそが重要だろう。実際には「科学的証明」ではない「証明」が氾濫している訳なのだが。


http://d.hatena.ne.jp/kisshee/20041021#p2
まず、「萬画」(情報伝達メディア)として掛値無しに優れた作品だ、ということは間違いないでしょう。「マンガ」として読むなら、他の医療系マンガ?と比べてみると良いかと。そこで評価の基準を何にするか、ということは十人十色なのだろう、と思います。
私は、各話の合間にわざわざ入っている、斉藤先生のうだうだ悩んでいる描写が好きなので、この作品を結構高く評価しています。「医龍」の絵が好きだ、輝先生の方が格好いい、コトーのいいひとっぷりには癒される、といった意見はいくらでもあるのではないでしょうか。