「タイムライン」
いやほら、一応SF超大作とか銘打ってるし、見ました。
原作でも、タイムトラベルは比較的どうでも良くて、むしろ中世ヨーロッパって実は結構凄かったんだよってな話でしたけど、映画では、一言ワームホールで済まされてましたね。
ジュラシックパーク」の時のDNAとは違って、こちらの技術は、まだまだ当分先まで実現しそうに無いとはいえ、も少しケレン味たっぷりに魅せて欲しかったなあ。

で、メインだと言った中世ヨーロッパの考証の方ですが、私は何分地理選択者なので、細かいところまでは分からなかったですけれども、まあ頑張っていたのではないかと思います。
山場である戦闘シーンにしても、投石器はよく出来てると思いました。
丁度同じようなのを作る所をディスカバリー・チャンネルで見たことがあったもので。
こんなモノなのですよ。
http://www.is.kyusan-u.ac.jp/~nakano/misc/forg/forg48.htm

しかし、本編が始まる前に予告編の「王の帰還」が流れてしまうのです。
結局、出資した人たちは今頃後悔しているんじゃないかと思うんですけども、単純に見劣りしてしまうのですね。
原作が出た頃には、まさかあんな作品が作られているとは考えなかったでしょうから。
敢えて、リアルさを求めるのって大学とかで、中世ヨーロッパを専門に研究している人ぐらいじゃないでしょうか。

ストーリーは、ハリウッドでした。それだけ。