1. 「プレーンソング」作:保坂和志

この作者の作品は初めて読んだ。
特に何も起こらずに、日常が過ぎていくという物語。
ただ、小説であるからには、キャラの立った登場人物が出てくる。
特に、三谷さんは、「神は沈黙せず」あたりを勧めてあげたいデンパな人だし、その他も「めぞん一刻」あたりに出てきそうなちょっとおかしな人々である。
解説にもあるとおり、無為な時間を過ごしていくという状態を描写している作品であるので、そこに共感できれば、多分楽しめるのだろう。
使われている競馬、音楽、ブンガクといったネタは前提となる知識がないので、分からない。
多分、私とは周波数が合わなかったんだろう。

ただ、猫はかわいかった。