ヒトクイマジカル―殺戮奇術の匂宮兄妹」作:西尾維新 講談社ノベルズ
そのままの勢いで読了。
本当にそこまでやりますかと言いたくなるキャラ蕩尽ですな。
いーちゃんとみいこさんとの会話は、何か「飛ぶ教室」を思い出させるものがあった。
狐さんは髑髏の騎士で、メタフィクションということなのかしらん。
表紙というか装丁が凄く凝っていていい感じ。
国会図書館の収蔵法はダメ、ゼッタイ!!です。

単細胞生物から、ヒトへという進化の経路を考えれば、多様性抜きに、一つの種として生きるという朽葉の戦略は、生物としてそれはそれでありかと。
凄くリスキーだった訳だけれどもね。
あと催眠で800歳つうのは、前世の記憶ばりに恣意的だと思うのですが。

鶴田謙二 WONDER-BOX」
ブックレットより

鶴田 原作の方では、「アベノ橋魔法★商店街」と「Forget-me-not」と「Spirit of Wonder」と毎回順繰りに3本立てでやろうという野望があるんですよ。3ヶ月にいっぺんくらい40ページの作品を描いていくというペースで。もし実現したら、年間に1本くらいは「チャイナさん」の新作が読めるかもしれませんね。テレビシリーズ化目指して、新作を描きたいです。

期待せずに待ってます。

サイコロジカル〈下〉曳かれ者の小唄」作:西尾維新 講談社ノベルズ
上とは打って変わって、こちらはミステリーになっていた。
登場人物の過去というか、活字倶楽部のインタビューから引くなら「世界」が良く分からんので、解決篇はどうとでも言えるのではないかと思われる。
殺された人と殺した人の間に因縁を持ち出してもいいのではないかということで。
私の消費の仕方としては、上巻の対話の方が面白かった。

無限の住人」(15)作:沙村広明 アフタヌーンKC
キャラ図鑑を読んで、そういえば、むげにんって敵討ちの話だった頃もあったよなあと気づかされた。
しっかし話の收集がつかなくなってないか。

二十面相の娘」(2)作:小原愼司 MFコミックス
ついに明智探偵登場、とは言っても事件を解決するわけではないけれど。
機知に富んだ少女つうのも萌え要素なのだろう。
掛値なしに面白かった。