2005-07-16から1日間の記事一覧

「エミリー (集英社文庫)」嶽本野ばら

基本はメインストリームから外れた人々の相互承認。 それをロリータファッションで包んだだけで終わらせずに、割と生々しい所まで描いているのがポイントなんだろう。 解説が綿矢りさであることも含めて、表題作は「蹴りたい背中」に近かった。

「ヴィンランド・サガ(1) (講談社コミックス)」 幸村誠

週刊連載といいつつ、ちょくちょく休載しているのだが、幸村誠のマンガをコンスタントに読めるのは幸せなことである。1巻は書き溜めておいた原稿なのだろうから、これからどの程度に密度を維持できるのか、というのも注目点だろう。 某書店では「はじめの」…