少年少女漂流記

少年少女漂流記

負けてられないのよ
お菓子帝国軍!!

  • 背景 

 『小説すばる』にて連載された。巻末付録の二人の対談を読むに、単にシナリオ/絵という合作ではなく、しっかりとした打ちあわせの後で、乙一がネームを書いたり、古屋兎丸が文章を書いたりと、コラボレーションと言われるに足る作り方をしたんだそうである。

  • あらすじ 

 「伊集院光のラジオを聞いていそうな」少年少女が「竜巻」に巻き込まれ、帰ってくるという短編集。

  • 読み

 いや〜、完全に舐めてましたよ。最近の週刊連載はちょっとアレだし、短編小説もかなりアレな感じで、装丁と名前で売らんかなという姿勢が伝わってきますしね。でも一回読んだら評価が180度位変わりましたよ(上向きに)。だって、すっごく「中二病」してるんだもん。正直ここまでの作品とは思わなかった。読んでて、「私、中二病大好きなんです!」ていうのが凄い伝わってくる作品。