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- 作者: 鈴木ジュリエッタ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2006/06/19
- メディア: コミック
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ヒト型ロボットが出てくる学園モノなわけだが、「不気味の谷」をやろうとしている話なんかもあって、それなりにジャンルSFではある。
ただ、「感情」によってロボットに組み込まれた爆弾のスイッチが止まってしまったり、ビジュアル付きのコンピューターウイルスが自壊したりするところは「花とゆめ」らしさか。他のエピソードでも、「感情」を持ち「人間らしく」あることが良い結果をもたす。つまり、「感情」があることは素晴らしいという価値観で貫かれている。
だからこそ、最後の最後になってオデットが初めて微笑を浮かべるシーンが生きてくる。
初単行本に(1)がつくのは、編集者の期待の現われなんだろう。