『図書館戦争』

シリーズ化希望。
舞台は自衛隊でなくなり図書館にはなったけど、専守防衛で守る辺りは変わっていない。
野性時代』での連載や、本書も一つのフォーマット*1として出来上がっている感がある。はっきり言って予定調和の物語ではあるんだけど、それでも読ませるのは、例えばこの作品では図書館というシステムが一体何に拠って立っているのかをきっちりと調べて書いてあることや、魅力的なキャラクター造形なんかにあると思う。
てか、図書館の自由に関する宣言なんてものが存在するとは知らなかった。
それにしても、おそらくは長崎の小学生の事件を意識して『キノ』を持ってくる辺りは、明確にライトノベルを守る仕事であるなと。

*1:要は「戦う少女マンガ」