「π 9 (ビッグコミックス)」 古屋兎丸

私にとっての古屋兎丸の魅力というのは、吐気を催させる絵柄や、パロディーなどいろいろあったのだが、一番はタッチの異なるキャラの混在だったのではないか、と思う。
本作の場合、その方向ではなく、シチュエーションのみで笑わせようとしていたから、あまり面白くなかったのだろう。次はもう少し尖がった作品が読みたい。