「エマ (5) (ビームコミックス)」 森薫

この人はデビュー以来「本当に描きたかった」ことを描いていて、あとがきを読む限り幸せそうである。
最終的には子爵を悪者にして、ウイリアム父母は考えを変える、ぐらいの所に落ち着くのだろうか。八方丸く、は無理だよな。
過去を描く時、ベタを使わず、トーンも薄いのを使ってセピア色風味を出している。他にも手紙を書くシーンでは表情を描かないとか、ホント上手い。