「おおきく振りかぶって (3)」 ひぐちアサ

細かい野球描写が上手いなぁ、と常々感心していた。3巻のオマケによると、作者はソフトボール経験者で、かなり力を入れて取材もしているらしい。
今回リアルだ、と感じたのは阿部の青痣。キャッチャーは後ろにボールを逸らしてはいけないから、全身が打ち身だらけになるのである。普通はワンバウンドのボールを止めることや、ファールボールで打撲になるのだが、それがストレートの所為だ、という辺りがマンガ的脚色である。