「彼は花園で夢を見る」 よしながふみ isbn:4403615589

「彼」(=男爵)を中心として、少しずつ繋がりのある短編集。
表題作について。当初は無表情の男爵の妻ラウリーヌ。それが感情を表に出せるようになったのも束の間、男爵の元恋人で、殺されてしまった妹のことを言われて男爵と目を合わせられなくなる。そして、最後に男爵がラウリーヌを疑ってしまうシーンは圧巻である。