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「ギャングスターウォーカーズ」作:吉川良太郎 isbn:4334075541
澁澤龍彦的というか、大量のガジェットを投入するところがこの人の小説の一つの魅力。元ネタ探しも面白い。
「……まるでサイエンス・フィクションだ」
「残念、ノンフィクションだ」
なんていうハードボイルド的?言い回しも可笑しい。
このあたりは、作者のウェブ・サイト中の日記でも楽しめる。
最後まで仄めかすだけで終わっているが、ルークは教授のドッペルゲンガーだったということでいいと思う。
渉に拘った理由については、渉自身同様に良く分からなかったが。
あと、どうやって首から生き返って、若返ったのかという疑問が残る。最後にも、もう一度クビキリに遭ってたあたりがヒントなのか。
エマと言われると、どれだけ地の文で説明されてもこの格好しかイメージに湧きません。